えとせとら

嘆きのボインとカンカン帽【えとせとら】

前回のコラムにカンカン帽のことを書いたら、我がコラムを毎回読んでくださっているTさんからメールが届いた。「あの写真の帽子はカンカン帽ではなくパナマ帽ですよ」と。そうなのです、私の勘違いで、前回ご紹介したオジサマ方の帽子はカンカン帽ではなく、パナマ帽でありました。ここに訂正してお詫び申し上げます。
間違いこそ勉強のチャンスってなわけで、カンカン帽とパナマ帽の違いについて、ちょっと調べてみた。Tさんがおっしゃるように、カンカン帽は麦藁帽子の一種で、山の部分は円筒形、てっぺんもつば部分もが平らで、固くプレスされている(水しぶきで濡れても変形しないように)。一方パナマ帽は、パナマソウの葉を細く裂いた紐で作られており、てっぺんに凹みがあり、つば部分がわずかにカーブしており、やわらかい素材が特徴なのだとか。両者はどちらも大正時代の紳士の正装姿に用いられたものだったのだそうだけど、一見似ているようで、限りなく違うタイプである。改めて見てみると、ゆるやかな曲線がなんとも上品なパナマ帽は紳士向き、固くプレスされたカンカン帽はお茶目な殿方向きという感じがする。


そして間違いなく言えるのは、カンカン帽は私たち世代にとってはやっぱり月亭可朝がかぶっている帽子という認識なのである。多分カンカン帽がお茶目な殿方向きだと感じるのは、可朝のイメージそのままなんじゃないのかな。前回コラムで月亭可朝のことを書いたら、若年世代から「月亭可朝って誰?」と突っ込みを入れられたので、ご存じない方のために説明申し上げよう。月亭可朝さんは落語家で、ギターをひきながら"嘆きのボイン"を歌ってある時代を風靡した人である。「ボインはお父ちゃんのもんとちがうんやでぇ」といううたい文句は当時幼少の私にはとんでもないカルチャーショックだった。この歌が世に出たのは、私がわずか3〜4歳くらいの時なので記憶は定かではないが、おそらく周りの大人や小学生たちが面白がって言ってたんでしょうね。さらに歌詞はこう続く。「大きいのんがボインなら、ちっちゃいのんはコインやで、もっとちっちゃいのんはナインやでぇ」ボイン>コイン>ナイン。多分、私が人生で一番最初に覚えた方程式である。


そんなわけで、カンカン帽から嘆きのボインまで、ネットでいろいろ探していたらあっという間に数時間が経ってしまった。そろそろ〆切原稿に向かわなくっちゃ。
月亭可朝による懐かしの昭和の迷曲がyoutubeにあったので、ご興味がおありの方はパソコンのボリュームを下げてどうぞ→嘆きのボイン


小豆婦人のマナー術【えとせとら】

先日のコラムでご紹介した「新幹線紳士、マナーの光と影」について、多くの方からいろいろなご意見や体験談をお聞かせいただいた。その中のお一人で、いつもコラムの感想をメールしてくださるTさんによると、新幹線紳士のマナーは、育ちの中で自然に身についたことではなく、成長してから後天的に学習したことではないかと分析された。だから、最も本人らしさが出るご不浄での行為が、あんなことになるのだと。つまりマナーには、先天的なものと後天的なものがあるというわけだ。なるほどね〜。某代理店のHさんは、新幹線紳士のマナーは職業病だったのではないか?と指摘。ご不浄でのマナーと車内のマナーには差異がありすぎるので、そこには何かしらの理由があるはず。車内マナーに秀でているならそれはJRまたはどこかの私鉄職員ではないか、というのだ。こちらも確かになるほどね〜。そしてもうお一人、面白いエピソードを教えてくれた人がいる。私とよく似た体験をしたIさんのエピソードは、最後にご紹介しよう。


そんなやりとりをしていたので、マナーに関する話題に事欠かない今日この頃。先日、Rさん・Nさん・私の女性3人でお茶していた時のこと。Rさんは、お菓子の"ういろう"を注文しようとして「大島と抹茶とコマメがあるけど、どれにする?」と聞いてきた。コマメって???・・・そう、彼女は小豆(アズキ)を間違えてコマメと読んでしまったのである。実はアズキういろうが食べたかった私は、ここでアズキと発音しちゃっていいものだろうかとあぐねていたところ、隣にいたNさんがすかさず「私、コマメがいいわ」とにっこり笑ってオーダーしたのである。


Rさんに気づかれないようRさんに合わせて自分もコマメと発音してオーダーしちゃうスマートさには感服した。これって、イギリスのエドワード8世の逸話と同じですよね。エドワード8世が王太子だった頃、アラブの首長を招いて晩餐会を開いた時のこと。お客の一人がフィンガーボールの使用法を知らずに中の水を飲み干してしまうと、それを見ていたエドワード8世は客に恥をかかせないようにして、咄嗟に自分もフィンガーボールの水を飲み干したという有名な話がある。(私はこれをエリザベス女王の逸話と勘違いしていたが、調べてみたらエドワード8世だった。現在のエリザベス女王の伯父さまにあたる方で、なんといっても王冠を賭けた恋で有名ですよね?ちなみに日本の陸軍大将の荒木貞夫にもまったく同じフィンガーボールの逸話があるそう)
マナーと一口に言っても、いろいろな作法や決まり事があって、単純にひとつのマナー術に絞りきれるものではない。でもどんなマナーもその根底にあるのは、共に時間を過ごす人のことを気づかい、互いに心地よいひとときを送るためのものであるはず。時代錯誤で杓子定規なマナーは本棚の奥にでもしまっておいて、或いはコマメをアズキとわざわざ訂正して相手に恥をかかせるような無粋な輩には軽くヒジテツでもくらわして。エドワード8世や小豆婦人のように心優しいマナー術を身につけたいな、と思う。


さて、最後に走る珈琲愛飲者のI氏の新幹線マナー体験談をご紹介する。タイトルは「新幹線淑女のマナー術」以下、I氏からのメールをまんまコピペさせていただく。
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新幹線の指定席で独り名古屋へ帰る際、隣席が空いているのと埋まっているのとではくつろぎように差は大きい。最近では東京駅を滑り出したからといって気は抜けない。すぐに品川駅でガサツなオヤジが乗り込んできて、隣にドカッと座り込んだりするからだ。これが妙年の美女ならば、などと思うところは自分もガサツなオヤジだったりするわけだが・・・。
 
その日、車速が落ちた新幹線の窓際席から品川駅のプラットフォームを眺めていると、真っ赤なタイトスーツの女性が近くのドアから乗り込むのが見えた。ほどなく私の座る車両のドアが開くと、くだんの女性が入ってきて私の隣席近くまで進んで来た。豊満系スタイル抜群で立っていてもフトモモ露なミニスカートの30才前後と思われる美人である。ただ服も真っ赤ならばロングヘアもかなり明るく染めていて、この手合に振る舞いが淑女は少ないけれどまあ容姿だけでも我慢しろ、と先走った偏見で私心のニヤツキを勝手に抑えて身構えた。「こちら失礼します」と私にことわり隣席に一旦座った彼女、もう一度立ち上がり「頭の上をごめんなさい」と手元のキャリーバッグを荷棚に上げ、後ろの席の男性に「座席を倒してもいいですか?」と聞いている。やるじゃないか!大当たりだ〜(何がだ!)などと自分の先入観そっちのけで内心舞い上がってドキドキしてきた。
 
しかし露出の大きな美女が触れ合わんばかりの近くにいると、必要以上にイヤらしく思われたくないと視線をそちらに向けるのも不自然な気遣いになって、ケッコウ疲れるものである。買っておいた弁当でも取り出して気を紛らわせるか(何から!)などと思った矢先、「あのー、お腹がすいているのでお弁当失礼します」と隣席の美女に先を越されてしまった。「あ、あ、私もそろそろ食べようと思っていたのでこちらこそ」などと訳のわからない返事をしてしまったが、あぁ派手で美しい淑女って日本にもいるんだなぁ、と勝手な感慨に耽ってしまう。
 
新幹線は新横浜駅を過ぎているので、隣席女性がどこまでいくにしろ名古屋まではご一緒だラッキィ〜、食べながら何を話しかけよう、などと妄念にとらわれながら自分の弁当をつつき始めた・・・。が、何か違和感がある、ご飯の味がオカシイ、何だろう?食べ物じゃない臭い?香水?そう強烈な香水だ。嫌いな系統とか体臭と混じってとかではないが、とにかくキツイ。いや、容姿と物腰に気を奪われてそれまで気にならなかった私も私だが、この臭いの強さは飯どころじゃない!何で!ここまで完璧だったのにここに来てぶち壊しじゃないか!私の身勝手といえばそれまでだが、なまじの事マナーも良しの淑女という判断が崩れたガッカリさは大きい。弁当の味わいなども忘れ、ひたすら早くこの臭いから解放されるよう待ちわびる苦行が名古屋まで続いたのである。
 
あぁ、「新幹線紳士のマナーの光と影」話を読んで思い出した私の体験「新幹線淑女のマナーの光と影」話、ニンゲンって生き物は他人を呆然とさせる振る舞いをするものなのだ、自分では気づかない間に。きっと他人事じゃないんだろうなぁ・・・気づかぬうちに私も紳士を捨てているのかもしれないなぁ。
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新幹線紳士、マナーの光と影【えとせとら】


新幹線の楽しみと言えば、富士山鑑賞と、熱海のあたりで一瞬見える海岸の景色、そしておやつタイムである。富士山はお天気や季節で見え方が全然違うし、熱海の景色は座席の位置によってはうまく見えないことがある。つまり、いつも必ず楽しめるのはおやつ。というわけで、私の新幹線移動は、どんなおやつを用意するかがかなり大きな意味を持つ。この日に銀座で購入したのが、定番木村屋のアンパンだった。大きさもほど良いし、餡がしっかり甘くて(個人的にここが重要、甘くない餡や甘くないクリームほど中途半端なものはないと思うので)、新幹線のおやつにはピッタリなのだ。東京から名古屋への帰り道、小田原あたりでアンパンを食べ、ゆったりと車窓の風景を眺めていると・・・。


前の座席の方が、私を振り返って「座席を少し倒してもいいですか?」と聞いてきたのである。おおよそ50代と思われるその紳士は、佐藤浩市風のカッコいいビジネスマン。そのシブい風貌に思わず素敵〜♬と心の中で叫びつつ、にっこり笑って「どうぞ」と答えた。きっとインターナショナルにお忙しい素敵な紳士は、世界中を飛び回るうちに、新幹線や飛行機で心地よく過ごすためのマナーをご自分なりに確立していらっしゃるのだわ。だから丁寧にご挨拶してくださったんだわ。だってなかなかお目にかかれないですよ、新幹線の座席を倒してもいいかどうかいちいち聞いてくださる方なんて!その紳士はどんなお仕事をしていらっしゃるのかしら、今日は東京からどこまで行くのかしら、もしかして名古屋だったらど〜しよ〜(どうしたいんだ!)などといつもの妄想癖はどんどん拡大していった。


ほどなくして、新幹線が静岡を過ぎた頃、紳士は席をお立ちになった。きっと大切なビジネス電話のため、マナーを守り、通路でお話していらっしゃるのね。私はご不浄に向かうと使用中の赤いマークが。ドア前で待つことおよそ2分。すると、そのご不浄から出ていらしたのは、くだんの紳士ではありませんか。目が合って、なんとなく気恥ずかしくて下をむきつつ、紳士と入れ替わるようにご不浄に入室すると・・・。そこには、想像を絶する2種類の匂いが混在していた。一つは自然の導きの大きな方。そしてもう一つは、なんと、煙草であった。そう、紳士は禁煙の座席では吸えない煙草を、禁煙のはずのご不浄で吸いながら自然の導きに従われたのである。
自然の導きの方はともかく、煙草の方は完全にルール違反である。新幹線で喫煙が許されているのは喫煙車両のみのはずだ。さきほど座席を倒していいかどうかを私に尋ねてくださった紳士のマナーは一体どこにいってしまったのか。2種類の匂いに圧倒されたあまりに用も足さずに退室した私は、通路でしばし呆然としてしまった。
これは、昨年の貴公子の放屁事件以上の落胆ではないだろうか。マナーが良い紳士に久方ぶりにお会いしたと思った矢先に、その方のマナーの悪さに直面してしまった・・・ついでに2種類の悪臭に包まれてしまった・・・。
そしてさらにその1時間後、新幹線紳士のマナー術は、思わぬ形で終わりを告げる。紳士はなんと私と同じく名古屋で降車されたのであるが、まず自分が倒した座席を元に戻し、さらに周りで倒されていた幾つかの座席を元通りにしまって、颯爽と立ち去っていったのである。一体どうなってるの?周囲の人の分まで座席を元に戻すマナー人が、なぜ禁煙のご不浄で煙をくゆらせるのか?その新幹線紳士のマナーの光と影は極端すぎやしませんか?こういうの、どうやって解釈すればいいのでしょうね?
そんな不思議な体験をしつつも無事に名古屋に着いたのは午後7時。いつもなら東京で仲間と食事をして帰ってくる私ですが、この日だけはどうしても早い時間に名古屋に戻らなくてはいけなかった。なぜなら・・・。


この人に逢いに行くため!そうです、我らが「徐州」の愛すべきタカちゃんのお誕生日だったのです。タカちゃんの喜ぶ顔を見ていたら、新幹線紳士のマナーのことなどすぐに忘れた私は、徐州の美味しい老酒に酔いしれた。これで、いいのだ。


小ママになる夜【えとせとら】


年に数えるほどのこと。とあるお店で、小ママになる夜がある。賢い皆さんはワタクシの性格をよくご存知なので勘違いされることはないと思うが、もちろんクラブやスナックの部類ではない。そう、↑お好み焼き屋さん↑である。けれど、このお店、ただのお好み焼き屋とあなどってはいけない。キョーレツキャラの女将が一人で仕切るカウンターのみの[会員制]なのだ。お好み焼き屋で会員制?と首をひねる向きもあろう。女将いわく、素性のわかった(女将の性格を知り尽くしたという意味の)人しか入れたくないので一見さんは一切お断りなのだとか。女将が会員と認めた人と、その会員が連れて来た人だけが入店を許されるお店だ。ブログはもちろん取材は絶対拒否。店名を掲載するとおそろしい勢いで怒られるのでここでは名前を伏せておく。


店名を伏せたとしても、もしかしたらお好み焼きの写真をこうして掲載することもダメ!というかもしれないので、突如写真が削除される日がやってくるかもしれない。どうぞご了承いただきたい。
私がお邪魔する時は、ほとんどの場合が貸し切り状態なので、女将の仕事量はとんでもないことになる。通常メニューの味噌おでん・お好み焼き・焼きそば以外に、揚げたてをはふはふ言いながら食べるとびきり美味しい串揚げや、すき焼きアレンジの飛騨牛鉄板焼き、日によってはお刺身、野菜を数日煮込んで作るクリームシチュー、特製海鮮サラダなど、材料と手間を惜しまない女将の料理は本当に美味しい。それだけ手間のかかる料理なので、知ったお客にしか作りたくないというのがどうやら本音みたいだ(あ、こんなこと書くとまた怒られちゃうかな)。そして貸し切りの時は、料理に神経を集中しすぎて、女将にはビールやワインをサービスする余裕がない。そういう時に助っ人になるのが私の役目なのだ。普段は触ったこともないビールサーバーを使ってビールをつぎ、ワインを開け、焼酎の水割りを作る。本当はやったことのない仕事でも、完璧主義の女将が安心して料理に専念できるよう、素知らぬ顔して見よう見まねでやってたら、いつの間にか板についちゃったのだ。今では、女将が小ママと呼んでくれるようになった。ハッタリって意外にうまくいくものなんですよ。


俳優の中村繁之さんや      ←楽しいドクターたちと↑

俳優の中村繁之さんや      ←楽しいドクターたちと↑


この女将のキョ−レツキャラは有名で、ハッキリ言って嫌われたらもう大変だ。相手がどんな偉い人だろうと、気に入らなければ出てけ〜!と言われちゃう。反面、人情もろい愛すべきキャラでもあるので信奉者は多い。ただ、冷静に彼女の言っていることを分析すると「うちの料理は私の言う通りに食べて欲しい」という確固たる信念があるので、そのルールを守らない人に対して怒ることがあるのだ。作り手である彼女が一番美味しいと思う方法でお行儀よく食べ、美味しいね〜と言っていれば、何にも問題はおこらないのである。その女将が今迄に語った幾つかの名言があるが、私が一番印象に残っているものを紹介させていただく。「高級店かどうかはお店の価格で決まる。一流店かどうかは風評で決まる。会員制のお店は店主が決めればいい。だからウチは会員制」うーむ、深い。


沼本三郎〜墨で描くパリの光と影【えとせとら】


日本画家・沼本三郎氏の個展が、名古屋・栄のノリタケギャラリーで開催されている。3日から始まっていて、今日やっとお邪魔することができた。沼本先生は、中国の古い墨を用いて、パリの風景を、日本の古い和紙に描く日本画家である。日本と中国の素材を使って題材はパリ、という組み合わせは、日本画のジャンルを超えた新しい分野なのでは?と思っている。
今から12年ほど前、パリのノートルダム寺院を描いた沼本先生の作品をはじめて見た時、これは雨に濡れたパリの風景だ、と思った。からっと晴れた青空のパリもいいけど、雨が降った後、石の建物が水を含んだ湿り気のあるパリの街角が私は好きだ。沼本先生が描く墨絵のパリは、そんな雨後の風景に思えたのである。おそらくそれは、長い年月を経て醸成された中国墨独特の奥深い色合いと、和紙の細かなにじみがそう感じさせるのだと思う。そんな沼本先生の作品にすっかり惚れ込んだ私は、2000年に沼本作品とフランスを題材にした私のエッセイとで企画展を催したことがある。一夜限りのフランス料理店もオープンさせて集いを楽しんだ。


そんな思い出話はおいておき、沼本先生は毎年個展を開催されていて、毎年必ず新しいチャレンジをされている。今年はどんな新作にお目にかかれるのかな?と楽しみにお邪魔したので、ここで会場の様子をご紹介させていただく。


ノリタケギャラリーのゆったりした空間

ノリタケギャラリーのゆったりした空間

日展の入選作品も展示してある

日展の入選作品も展示してある

こちらは小さいサイズのとってもお値打ちなコーナーで必見ですな。

こちらは小さいサイズのとってもお値打ちなコーナーで必見ですな。

これは我が家の玄関に飾ってある沼本作品と同じ題材で、  勝利の女神

これは我が家の玄関に飾ってある沼本作品と同じ題材で、  勝利の女神

今回の新作!パリ祭の夜、花火に囲まれたエッフェル塔

今回の新作!パリ祭の夜、花火に囲まれたエッフェル塔

シャルトル大聖堂とお月様

シャルトル大聖堂とお月様

沼本三郎先生

沼本三郎先生

これは今年の作品の中で私の一番のお気に入り。ルーブル美術館のピラミッドを描いたものだ。実際に目で見る風景とは違って(両翼の建物を接近させて描いているので)、沼本先生によるデフォルメが素晴らしいデザインとなっている。真ん中のピラミッドと空の空気感がとても良くて、左には鳩が飛んでいる。そのあたりのお話を沼本先生にうかがったところ、「ピラミッドという現代建築、ルーブル宮の歴史ある建築、そこに一羽の鳩が飛んでいるのはまさに今の瞬間、その3つの時をひとつの絵におさめたかった」のだそうだ。画家の先生と直接お話しながら鑑賞できるのも、こういう個展の良いところ。もちろん購入することもできるので!皆様是非お出かけくださいませ。鑑賞だけもよし、購入すればもっと良し。日曜日まででございます。
沼本三郎 墨で描くパリの光と影
〜8月8日曜日まで ノリタケギャラリー(中区新栄2-1ノリタケビル1階)
052-973-3480
10:00〜18:00(最終日は17:00まで)


円頓寺商店街の七夕まつり2010!【えとせとら】


今年もやってきました、名古屋市西区にある円頓寺商店街の七夕祭り!!!このコラムに何度も登場している友人・高木麻里が理事長を務める商店街で、下町の人情味あふれる素敵な街である。私にとっては居住地ではないものの、ほとんど地元感覚でご案内できるもう一つのホームタウンといったところ。この商店街が一年中で最も盛り上がる七夕祭りは、アーケード内の両脇にずらりと屋台が並び、あちこちで大道芸やらイベントが催されるので、とにかくあきることなく一日を過ごせてしまう。ちょっと大げさに言えば、昭和生まれの人ならおそらく誰しもがデジャヴュを感じ、ある種の懐かしさやワクワク感を持つことができるはずだ。


なんてったって、
七夕祭りの目玉は、
各商店が出品するハリボテのコンテスト。
アーケードの天井に
こんな感じで吊り下がっている。


ハリボテを見ると、その年の流行とか時代なんかが如実に反映されている。今年は絶対にゲゲゲの女房ネタがどこかにあるだろうな〜と思っていたら、案の定あった。しかも2体も。そして、名古屋開府四百年キャラや龍馬、そして定番のドラえもん。ここまでは想定内だった。


でもこれは想定外だったな〜。
われらが友人・高木麻里の実家である「野田仙」のハリボテ。
ワガママ猫の宝輪(ほうりん)が眠り猫になってました。
しかも、デカっっっ!!!


今日から始まった七夕祭りは今週日曜まで。平日も週末もイベント目白押しなので、皆さんぜひお出かけください。お昼ご飯がてら、あるいは夕暮れからビールをひっかけながらの散策も楽しゅうございます。今日は、高校の同級生であり、コピーライターであり、広告デザイン会社の社長であり、絵本作家でもある岡田クンをこの商店街にアテンドした。地元の人々と挨拶しながら説明して廻る私に岡田クンがぽつり。「なんか地元の人みたいだね〜。すごい愛着心もってるんだね〜。すごいな〜」と、やたら感心してくれた。友人の住む街として訪れるようになり、彼女の地道な活動を応援するようになってもう何年になるんだろう。この角を曲がると屋根神様があるよ、お茶するならココがいいかな、この奥に秘密のバーがあってね、と説明しているうちに、心地よくなっていた。気づかないうちに、円頓寺商店街が昭和生まれの心の落ち着き処となっているみたいだ。


ただ者じゃない仲間たち【えとせとら】

バンクーバー旅の日記、その2。←のイラストは旅友の一人が作成してくれた"旅のしおり"に掲載されていたもの。今回の旅の友は私のことをなぜだか「淫獣」と呼んでいる。人間扱いしてくれないのである。うぅぅぅむ、なんでかしら?


"旅のしおり"の他のページには
こんなイラストも!
面白ければ友人の私だってネタにしちゃう、
この描き手の感覚、ただ者じゃないですよね?


今回の旅の目的は、とあるパーティーへの参加だけだったので、何の気兼ねもいらない友人たちとのワイガヤツアーは、とてもラクチンなものだった。私が描かれた数々のイラストは、そんな仲間たちとの笑いを誘ってくれたので、まぁいいんですけどね。


ところが、ただ者じゃない友人は一人だけじゃなかったのである。
パーティーに参加した時の衣装で、誰よりも注目を集め、笑いを誘ったのがこの人。自称キノコロビッチ・アインシュタイン博士だった。普段はとても寡黙で優しく落ち着いたオトナな人なのに、この日ばかりは一変してアインシュタイン博士になりきっていた。


支度を終えてホテルのロビーで集合した時に、アインシュタイン博士を見たみんなは大爆笑。せっかくきれいにメイクしたはずの顔はすぐにくしゃくしゃになってしまった。アインシュタイン博士のパーティーでのご挨拶は、難しい数式を用いた例え話で良くも悪くもちんぷんかんぷんだったし。カメラを向ければ白目をむいて見せてくれる。どこまでサービス精神旺盛なんだろ、この人は。
せっかく華やかな席なので、せっせとスーツケースに着物を入れて運び、着物姿でパーティーに参加した私も、おしとやかどころか、大爆笑する着物オバサンみたくなっちゃって。まぁいっか、楽しいから。一応、書き加えておくと、この日の着物は、単衣の似紫色(紫に似せた色という意味で、かなりダークな紫色のこと)の結城紬、ヘアメイクの服部ちゃんから譲り受けた夏帯、裏葉色(黄味の少ないごく薄い黄緑で、葉の裏側の色合いという意味)の帯揚げに、祖母の形見の琥珀帯締め。シックでオトナな感じに仕上げたつもりだったんですけどね。完全にアインシュタイン博士に持ってかれてしまったという感じでした。


そんな私がカナダで購入したモノたちは、
オーガニックのシリアルや石けん、サーモンジャーキー、
そしてカナダが誇るアイスワイン〜♬
ピノノワールのアイスワインにイチゴがピッタリ合うのだそうで、
来年のイチゴ用にちゃっかり購入いたしました。


そして日本で待っててくれた仲間にも(待ってたってわけじゃないけど・・・苦笑)、やっぱりただ者じゃない友人がいました。その彼は、いつもちゃんと私のコラムを読んでくれて、いろんな知識や情報を与えてくれている。前回のコラムで、カナダのオーガニック事情について詳しい方は教えてください〜と書いたところ、珈琲を軸にして世界の食品事情に詳しい「走る珈琲愛飲者I氏」が以下のメールを送ってくれた。原文そのままコピペするので、ご興味のある方はご一読くださいませ。


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>カナダ政府が認めるオーガニックの基準は、
>日本や諸外国と比較して厳しいのか、それとももしかして緩いのだろうか。

これは難しい課題です。厳しいともいえ、緩いともいえる。前提としてドイツを始めとするヨーロッパ各国に比べて、オーガニックに対するカナダの国家的規格制定の動きは歴史的には遅く、ほぼ今世紀に入ってから。未だに「カナダ政府が認める」基準は整備しきれていません。もともとカナダは「国が決めても州がいうこときかない体質」があるため、カナダ政府は「まぁ、アメリカの基準に準拠すりゃいいんじゃないの?」程度の姿勢。この点、何につけても「親方日の丸体質」の日本は、いざオーガニックを規定すると有機JASを設けはするが、国家的管理団体JA=農協の「慣行農法にジャマな有機農法は酔狂モンのやることだ」という反オーガニック圧力が本音で、ちっともオーガニックが市場に浸透しない現状…カナダと社会的体質が違いますね。
つまり日本では、大手団体が「オーガニックは嫌」、対して専門家が「大手にオーガニックを市場化させて骨抜きにさせるな」っていう喧嘩が繰り返されて、結果としてちっともオーガニック市場が拡大しないわけです。
で、カナダのオーガニック市場はというと、政府云々より前にアメリカ企業がオーガニック付加価値市場の草刈場としてバンバン参入し、これに対抗するべくカナダ地元企業もジャンジャンとオーガニック商品を投入してきたので、結果、この内外競争がもっとも激しいBC州などは、世界一のオーガニック天国になっちゃったワケです。
ちなみに、アメリカ型規格は「生産方法が有機なら作物が遺伝子組み換えでもオーガニック!」という考え方をするため、このままカナダ市場に持ち込まれるとかなり緩いオーガニック市場になってしまいますが、政府に頼らずカナダ国家規格より厳しい独自基準を設けている州と認定団体が多いので、つまり「厳しいともいえ、緩いともいえる」ワケです。

以上のように、カナダのオーガニック市場は、
1:国家統制的な統一性がない(日本やEUと違う)
2:資本主義市場化に乗って普及している(日本と違う)
3:政府に頼らず独自基準は厳しい(日本やアメリカと違う)
という特徴をもっています。

あ、それでも最近は国家単位で統一化を進めているカナダですが、他ごとと同様にケベック州だけは足並みを揃えていません。
ケベックのオーガニック基準の根本は(誇張した表現ですが)、
1:理屈もクソもなく他州の基準とは違うものにする
2:健康より美容に関わる基準がやたら厳しい
という、ヤッパリな姿勢ですw


クレーマークレーマー!?【えとせとら】

企業の消費者相談室に寄せられるクレームの内容が、このところ複雑化と悪質化の一途をたどっている、と、どこかの雑誌で読んだ覚えがある。純粋なクレームには真摯に対応するべきだが、悪質な嫌がらせや言いがかり的なクレームには、モンスターペアレント問題同様、専門家によるチームが結成されたりしていて、企業側もかなりご苦労されているようだ。


何を隠そう、実はこのたび、私もそのクレーマーになってしまったのである。もちろん決して言いがかり的なクレーマーではなく、純粋に調査して欲しいと思ったので電話をかけただけ。でも、もしかすると先方の担当者にとっては、タチの悪いクレーマーと映ったかもしれない。その実情をここで吐露してみよう。


私がクレームを入れたP社は、洗剤、化粧品、ヘアケア商品など幅広い商品群で有名な大企業である。誰もが一度は手にしたことのある商品ばかり。その中で、私のお気に入りはポテトチップスだ。おやつに、時にお酒のおつまみに、そのポテトチップスのサワークリーム&オニオン味を好んで買うようになってもう何年もたつ。他社の商品と比較して味が良いのはもちろん、添加物を使用していないので舌が荒れないということもお気に入りの理由だった。
約一ヶ月前のある日、いつものようにサワークリーム&オニオンを買って、おやつに食べてみると、驚くほどしょっぱいのである。ポテトチップスと言えば、これしか食べない私には、一口食べてすぐに判った。こんなにしょっぱい味じゃなかったはず、と15枚ほど食べていくと、あっという間に舌の先が荒れてしまったのである。これは明らかにおかしい。数日経って、迷ったあげく、P社の消費者相談センターに電話をして状況を説明してみた。


すると先方の担当者は開口一番「それでは代わりの商品をお送りさせていただきますので・・・」と言うではないか。いやいや、私は代わりの商品が欲しいわけでも、文句をつけているわけでもなく、長年に渡って食べている大好きな商品に何か問題が起きているのではないかと心配になって電話しているのであって、目的は原因を調べてもらうことである。なのに、担当者の女性は代替品を送ることで話を終わらせているかのように聞こえた。仕方なく、私は冷ややかに(おそらく先方には冷ややかに聞こえたことだと思う)ロジカルに話を付け加えた。「何年も同じ商品を食べていますが、舌の先が荒れたのははじめてなんです。代わりの商品は送っていただかなくてもいいので、原因を調べてください。健康被害というほどのことではありませんが、他に同じ症状を訴えている方はいませんか?」と。すると、相手の女性は慌てて「申し訳ありません。それではその商品をすぐにお送りください。こちらで調べさせていただきます」と言ってきたのである。最初っからそー言うべきなんじゃないの〜?と思いつつ、こういう電話は録音されているはずなので、平常心を装って「では、よろしくお願いします」と答えて電話を切る。
数日後、着払いの宅配便伝票が送られてきたので、残ったチップスが割れないようにクッションをはさんでパッキングし送り直した。それから約1週間後にP社より電話が入った。今度はクレーム対応してくださった方とは別の女性である。「このたびはお客様に健康被害をもたらしてしまうことになり・・・」長々とお詫びの言葉から始まった。せっかちな私は先方のお詫びの言葉を最後まで待てずに「で、どうだったんですか?調査結果は出ましたか?」とせかすように聞いてしまった。
彼女が丁寧に説明してくれた経緯は、こうだ。[そのポテトチップスは、油で揚げてから調味料をふりかけるが、調味料をふりかける工程でなんらかの原因で少し多めの調味料がかかってしまった。はっきりとした原因は今となってはわからない。その結果、たまたま私が購入した商品の味が濃くなってしまい、しょっぱいと感じたのではないか。ただ、余分にふりかかった調味料は微量で、体に害のあるものではないので安心して良いだろう]
私の予想は、こうだ。[工場の調味料を入れているボックスがなくなってしまい、調味料の新しい袋を社員の方が上から追加しているちょうどその時、たまたま調味料が余分にかかってしまったほんの数秒の工程のポテトチップスがパッキングされ、これがたまたま偶然に私の手元にやってきてしまった]


というわけで、無事、私のクレームは納得する形で報告してもらえ、お詫びと称したP社の商品が2つ宅配便で届き(一応タチの悪いクレーマーだと思われたくなかったので、お詫びの品を受け取ることは固く拒否したのだけど、なんとなく先方のだめ押し営業にあい、受け取ることになってしまった)、一件落着。
プチクレーマー事件を振り返ってみて改めて思う。クレームこそ、企業のイメージアップのチャンスである、と。一番最初に対応してくれた女性の、代替商品の郵送で話を終わらせようとする態度には、正直むっとした私だが、その後のきめ細かな対応にはさすがP社と納得できたのである。悪質と言われているクレームだって、企業側の対応の悪さが原因で発展することだってあるはずだ。そして、これは私の仕事にも十分通じること。クレームを言われた時こそチャンス、と20代のころ先輩に教えてもらった格言を思い出しながら、大好きなサワークリーム&オニオンに手を伸ばした。


15年ぶりの母校へ【えとせとら】


今週の東京出張は、実はわずか1時間の取材だった。本当なら、東京〜名古屋の日帰り出張で終わるはずなのだが、せっかく「ヒマ」をもてあましているので、ついでに懐かしい街に出掛けてみようと思い立った。学生時代の悪友・ハルコを呼び出してノスタルジーツアーを敢行。およそ15年ぶりくらいに、我が母校へ出掛けたのである。最寄りの駅は、昔はぼろぼろの駅舎だったのに、立派で大きくなっていたし、高架になってた!(昔は踏切の音がうるさかったんですよね〜)駅を降りたら、立派な並木道が整い、高層マンションがいっぱい並んでいる。まるで田舎者のごとく「わ〜ビックリ〜」と驚きながら大学までの道を歩いた。構内に入れば、これまたビックリの連続で、最近学部が増えたからか、新しい建物がぼこぼこと建っていて、私たちが過ごしたキャンパスの風景とは随分違っていた。なにより当時の学食がなくなっていたのはショックで、今は立派な「キャフェテリア」になっていたのである。時代は変わるのね〜。↑上の写真はこの日の目的のひとつ、学食で食べたランチ。なんとコレで260円。安いですよね。私たちの頃は、コロッケやカツなど揚げ物ばかりで構成されていて、確か230円だった。



学食はキャフェテリアに、図書館は立派な会館になり、大きくなった樹木の下にはウッドデッキやベンチが作られ、すっかりオシャレに変わってしまったキャンパスに、唯一昔のままの佇まいを残していたのが↑部室棟だった。体育系と文化系に分かれており、陸上部だったハルコは体育系の部室棟で、広告研究会だった私は文科系の部室棟で当時と同じ匂いを嗅いでみた。他人が見たら間違いなく変な人だったと思うけど、こっちは懐かしいんだから仕方ない。あのモラトリアムな4年間のことを思い出すと、たまらなく切なくなる。「あの頃、私たち、なんにも考えてなかったよね」ハルコがつぶやく。ホントになんにも考えていなかった。毎日どうやって楽しく過ごすか、それにしか興味がなかった。遠く離れて暮らしていた両親や姉も若かった。もし神様が願いを叶えてくれるなら、今の私の願いはひとつ。ハルコとマサコ(この日は会えなかったもう一人の悪友)と共に毎日はしゃいでいたあの頃の自分とみんなに、もう一度会いたい。


スタジオワーク写真展"Sign"【えとせとら】

名古屋のコマーシャルフォトスタジオ、スタジオワークの写真展が今日から始まった。仲良しの川嶋なぎさをはじめ、長年のハグ友達である石橋明さん、先日"梅の精 桜の詩"の写真展を開催された池田史郎さん、昔はお互い若かったよね〜と会うたびに目で会話している松本龍二さん、実は以前この人の作品の前で唸ってしまったことがある鈴木敦詞さん、私の大事なムスメを娶ってしまった尾崎芳弘さん・・・。とここまで書いて気づいたのだけど、ワークのカメラマンの人々とはそれぞれにいろんな思い出があるということをコメントしようとして、書き始めたら、ほぼ全員のお名前を書く事になりそうなので、このあたりで留めることにする。親しみのあるスタジオというか、こういうお付き合いのできる会社っていいですよね。


すっかり話がそれてしまったけど、今日から始まった写真展"Sign"は、「あなたと私たちが紡ぐ感性の記号」というテーマで作品を発表している展覧会である。それぞれのカメラマンが"Sign"をどんな風に解釈して一枚の写真に仕上げているか、それは観てのお楽しみなので是非会場に足をお運びくださいませ。私はいつもワークの写真展に行くと「みんな文章うまいなぁ〜」と感心して帰ってくる。タイトルの付け方、説明コメントなど、皆さん本当にお上手なのである。今回の展覧会テーマである"sign"についても、いろいろと気づかされることが多かった。



6月1日(火)〜6日(日) 10時〜18時(4金は20時まで、6日は17時まで)
愛知県芸術文化センターB2 artspaceX
 入場無料
名古屋市東区東桜1-13-2  詳しくは→写真展特別サイト


写真展の一環で特筆すべきがワークショップである。テーマは「肖像写真」で、会場をスタジオに移し、わたしたち写真のシロウトが、家族の写真を互いに撮り合うというワークショップ。プロのカメラマンの方々がアシストしてくれるらしい。写真展特別サイトの中に、このワークショップのインフォがあるので是非観てみてください。一組のカップルが互いの写真を撮り合うという行為から、確実に互いの距離をより近づけていて、それは微笑ましい映像である。ご家族と、あるいは大切な方とご一緒に、参加してみませんか?
work shop[Sign of life]
6月5土曜日・6日曜日 10時〜18時
会場:ZAG(スタジオワーク所有のバーみたいなスタジオです)
名古屋市東区東桜2-9-16 レジデンス高岳
完全予約制/参加費無料

info@studiowork-ex.com


仲良しのなぎさと彼女の作品の前で、記念撮影!
なぎママがモデルになっています。
とても静かで優しい作品に仕上がっていましたぞ。


なぎさと撮影していたら、横から「オレも撮ってくれ」と声が。
通称スージー。実はスタジオワークの会長。
ご本人いわく「カビがはえたジイサン」だそうで、
「腐ったじゃなくて、カビはえたってちゃんと書いてね」とはなぎさ談。
いやはや、こういう会社ってやっぱりいいですよね、えぇ。