えとせとら

円頓寺商店街の七夕まつり2010!【えとせとら】


今年もやってきました、名古屋市西区にある円頓寺商店街の七夕祭り!!!このコラムに何度も登場している友人・高木麻里が理事長を務める商店街で、下町の人情味あふれる素敵な街である。私にとっては居住地ではないものの、ほとんど地元感覚でご案内できるもう一つのホームタウンといったところ。この商店街が一年中で最も盛り上がる七夕祭りは、アーケード内の両脇にずらりと屋台が並び、あちこちで大道芸やらイベントが催されるので、とにかくあきることなく一日を過ごせてしまう。ちょっと大げさに言えば、昭和生まれの人ならおそらく誰しもがデジャヴュを感じ、ある種の懐かしさやワクワク感を持つことができるはずだ。


なんてったって、
七夕祭りの目玉は、
各商店が出品するハリボテのコンテスト。
アーケードの天井に
こんな感じで吊り下がっている。


ハリボテを見ると、その年の流行とか時代なんかが如実に反映されている。今年は絶対にゲゲゲの女房ネタがどこかにあるだろうな〜と思っていたら、案の定あった。しかも2体も。そして、名古屋開府四百年キャラや龍馬、そして定番のドラえもん。ここまでは想定内だった。


でもこれは想定外だったな〜。
われらが友人・高木麻里の実家である「野田仙」のハリボテ。
ワガママ猫の宝輪(ほうりん)が眠り猫になってました。
しかも、デカっっっ!!!


今日から始まった七夕祭りは今週日曜まで。平日も週末もイベント目白押しなので、皆さんぜひお出かけください。お昼ご飯がてら、あるいは夕暮れからビールをひっかけながらの散策も楽しゅうございます。今日は、高校の同級生であり、コピーライターであり、広告デザイン会社の社長であり、絵本作家でもある岡田クンをこの商店街にアテンドした。地元の人々と挨拶しながら説明して廻る私に岡田クンがぽつり。「なんか地元の人みたいだね〜。すごい愛着心もってるんだね〜。すごいな〜」と、やたら感心してくれた。友人の住む街として訪れるようになり、彼女の地道な活動を応援するようになってもう何年になるんだろう。この角を曲がると屋根神様があるよ、お茶するならココがいいかな、この奥に秘密のバーがあってね、と説明しているうちに、心地よくなっていた。気づかないうちに、円頓寺商店街が昭和生まれの心の落ち着き処となっているみたいだ。