今日の地球

朝の来ない夜はない。【今日の地球】

二回目の成人式を迎えたのがもう数年前のこと。
40歳を過ぎてはじめての「徹夜」をしてしまった。

最近はお盆休みを交代でとる人が多くなったせいか、この数年、お盆休みをフツウにとれた試しがない。そして、「ボクはお盆は休むけど、休みあけには原稿欲しいんだよね」という代理店サマの一言により、我々コピーライターは汗水流してお盆休みにパソコンに向かうことになるのだ。
同業者の友人たちが、やはりお盆休み返上で仕事に向かっていると聞くと、「私だけではないんだ、良かったぁ」と少しホッとしつつも・・・、なにも徹夜することはないでしょ?と一人つっこみしたくなる。
夜中は電話の邪魔も入らず集中できるので、お昼間にちんたらしながら原稿を書くよりスラスラと筆が進むことが往々にしてあるのだ。


もう朝になっちゃうなぁ、早く仕上げなくちゃ!と思いながら、
ふと空を眺めると、えも言われぬ美しい朝の光が空を染めていた。
これ、夜と朝の間くらい、5時の西空。


そしてわずか15分後、すっかり朝を迎えた西空がこちら。
メナードビルのガラスに、美しい朝の光が映りこんでいたので、
思わず窓を開け放して、カメラを向けてしまった。


我が家は南西の角のお部屋なので、東の空が見えないが、朝のこの時間、東から昇るお日様を見ることができたなら、もっときれいだったと思う。
こんな早い時間帯に起きていることが珍しいので、しばし仕事の手を休めて、朝の空をじっくり眺めてしまった。

そう、朝の来ない夜はない。

でも、ちんたらしていると、原稿はいつまでたってもアップできない。朝が来ようがお昼になろうが、止まった筆は進まないのだ。

夜、私が眠っている間に、
働き者の小人がどこかからやって来て、Macの中で勝手に原稿を仕上げてくれないかしら。

いけない、また逃避行の妄想癖がはじまっちゃった。

真面目に原稿に向かいます、今夜もまだまだ・・・。