今日の地球

忙殺中の癒しの風景【今日の地球】


んっあ〜、ばたついた〜。っていうか、まだばたついている最中なんだけど、先週末から今週にかけては移動が多い一週間だったので、忙しいというよりも正直言うと体の疲れが抜けない日々であった。一日おきに新幹線とか長距離ドライブが続くと、体の芯からど〜んと疲れが蓄積していくのね。これが中年っつうものなんでしょうか。そんな日々のある夕方、偶然目にした夕焼けの風景。電柱とか街路灯とか、電線が交差してる感じとか、昭和の香りがしますよね。この西空には夏の終わりの切なさが詰まっているようで、思わずカメラを向けてしまった。体は疲れていても、こんな風景を目の前にすると、やっぱり癒されるわけです。


ばたついていて、自宅でゆっくり食事する時間のない私の元に届いたクール宅急便がコチラ。長野県飯田市の農家「虎岩旬菜園」の上野さんご夫妻が、フルーツとうもろこしを送ってくださったのである。フルーツとうもろこしは名前のごとく生で食べられる物で、糖度が17〜18度と驚く程高い。虎岩旬菜園さんを取材したのは昨年の11月、市田柿の収穫時期だった。農業で生きていくために東京から築120年の木造家屋に移り住み、ご夫妻2人ではじめた農園である。いかにも純粋な心持ちという印象のご夫妻で、自分たちで作った野菜や果物を食べ、育てた野菜を販売して必要最低限の生活費を稼ぎ、目の前の自然と共に暮らし、自然を相手に闘っている。きれいな瞳を持ったお二人だなぁというのが取材した時の印象だった。共に取材したディレクターと「バーに飲みに行きたい!とかそういう欲望っておきないのかな、あのお二人は・・・」などと薄汚れた瞳を持つ人間同士で話していたことを覚えている。


上野さんご夫妻のおすすめの通りに、鮮度が命のフルーツとうもろこしを生でがぶりとかじってみた。お〜いし〜。みずみずしくて甘くてシャキシャキしてて、本当にフルーツのような芳香があった。あとは電子レンジで皮ごと3分加熱して、ラップして冷蔵庫で保存した。さて、皆さん。このとうもろこし、どっち側から召し上がりますか?フルーツを食べる時にいつも気をつけていることなのだけど、部位によって糖度が違うので、甘くない部位から甘い部位へと食べていくのがコツである。甘いのがどっち側かを見分けるのは簡単だ。そのフルーツが樹に成っている姿を思い浮かべればいい。糖分は重力と共に下方へと下がっていくので、上方から下方へと食べていけば、段々甘くなるというわけだ。このとうもろこしで言えば、おひげが生えていた先の方から根元の下の方へと食べればいい。メロンやイチゴも同じで、ヘタの方から食べるに従って糖度は増していく。それにしても、フルーツではこの食べ方が当てはまるのだけど、野菜であるとうもろこしでも実践できるとは思っていなかった。フルーツとうもろこしならでは、である。上野さんご夫妻、貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。


そしてもう一箱届いた宅急便がコチラ。名古屋市北区にある「あられの匠 白木」さんが、大きな段ボール箱いっぱいに、あられをたっぷりと詰めて送ってくださったのである。白木さんとお知り合いになったのは、お世話になった方の送別会でのことだった。以前、友人がおもたせに持って来てくれたあられに感動したため、そのお店に行きたくて調べておいたあられ屋さんだったのである。名刺を交換させていただき、お名前を拝見して思わず「ファンなんです♥」と言いよってしまい、白木さんは随分困惑されていた。写真には2種類しか映っていないのだけど、これ以外にも大人気なのが「ごぼうあられ」と「和風カレーせんべい」である。いただいてからすぐに食べちゃったので撮影できなかったというわけ。白木社長と知り合ったのをいい事に、取材用手土産の買いだめと自分を言い聞かして、お気に入りのあられをいっぱい注文してしまった。今、事務所には白木さんの箱が山積みされている。


そんなわけで、コラムアップできていないけどちゃんと生きているのか?と心配のメールをくださった皆様。ばたついた日々はまだもう少し続くのだけれど、虎岩旬菜園からのとうもろこしと、白木さんのあられのおかげで、なんとか心も癒され、仕事に邁進しております。また落ち着いたら、遊びの方もお誘いくださいまし。