今日のエコ

保存食にぞっこん【今日のエコ】


これ、みょうがのお漬け物です。あざやかでしょ〜、綺麗でしょ〜。とある企業広報誌のお仕事で、料理家・ワタナベマキさんとご一緒させていただいており、このメニューはワタナベマキさんがお得意とする保存食のひとつなのだ(みょうがは夏号の時のメニューなのですでに半年以上前に掲載したモノだけど)。ワタナベマキさんは、おばあさまが料理教室を主宰していらっしゃったこともあり、小さい頃から料理が身近で、いわゆる「おばあちゃんの味」とか「おばあちゃんの食の知恵」みたいなものを現代の料理として蘇らせることがとてもお得意。どこの家庭にもあるごく一般的な食材を用いて、心がほっこりするようなメニューを次々と生み出されている。グラフィックデザイナーとして活躍された後に料理家となられたこともあって、盛りつけとか色合いが、決して華やかではないのだけどとてもシックでセンスが良い。ワタナベマキさんのお名前は勿論存じ上げていたし、雑誌に載っていたメニュー(確か野菜のペーストだったと思う)を作ってしばらく凝っていたこともあった私。だけれども、雑誌で拝見するのと、実際にお会いして目の前でお料理を作っていただくのとは、印象がまったく違うのだ。ほっこりしたお献立を作る人は、やっぱりお人柄もほっこりされている。はじめてお会いしたのが3月で、2度目にお会いした時にはもう料理撮影だったのだけど、2度目ですでに何度もお会いしたことがあるような気になってしまう、そんな方なのだ。


こちらは、みょうがのお漬け物を使った「みょうがのちらし寿司」。毎回ワタナベマキさんの保存食と、その保存食を応用した一品を紹介するというのが趣旨となっており、読者よりも一足お先にワタナベマキさんの保存食にぞっこんになっている今日この頃なのである。なぜぞっこんかと言うと・・・答えは簡単で、ワタナベマキさんの保存食はそのままお酒のおつまみになる、そして作り方が極めて簡単なのだ。冷蔵庫に保存食が数種類あれば、帰宅して数秒後にはプシュ〜と缶ビールを開けて、同時におつまみを並べることが出来るというワケ。保存食と野菜やお肉や炭水化物を組み合わせれば、大げさではなく本当に無限大にメニューが広がる。一人暮らしで食事の予定が不規則になりがちな私のような生活者にはピッタリの保存食と言える。ワタナベマキさんの保存食を食生活に取り入れて以来、私の周りのアラフォー独身一人暮らしの女子たちに「アナタたち、保存食作って冷蔵庫に入れておけば楽でいいわよ!」と上から目線で教えたつもりになってたけど、ネタを明かせば実はワタナベマキさんのレシピだったのだ。家族の健康を預かるママたちにとっても、きっと大助かりの保存食なのではないかしら。というわけで、ワタナベマキさんの保存食や献立にご興味がおありの方は、KORYUのwebにアクセスいただき、「ワタナベマキさんの愉しい食膳」をご覧くださいまし。毎月新しい保存食と応用メニューが更新されております。