暮らしの発見

円頓寺商店街の七夕まつり【暮らしの発見】

今日は名古屋市西区、国際センタービルのすぐ近くにある円頓寺商店街の七夕祭りに行ってきた!
この商店街の理事長は、友人のグラフィックデザイナー高木麻里。
商店街のイベントがある度に足しげく通っているので、どこにどんなお店があるか、どこの何が美味しいか、地元の人なみに知っているつもりである。


七夕祭りも毎年の夏の行事のひとつだ。この商店街は、ただでさえ昭和の香りがぷんぷんする、懐かしさいっぱいの街なのに、七夕祭りになるとアーケード内すべてに屋台が所狭しと並ぶので、それはもう昭和50年代の小学生垂涎の的であった「買い喰い」の聖地となるのである。

串カツ、イカ焼き、綿菓子、チョコバナナ、りんご飴、たこ焼きにビール!

子供の頃、我が家では「買い喰い」は罪であり、お祭りで売っている物は合成着色料の塊だから食べてはいけないという御法度まで出ていた。

合成着色料の塊というのは、りんご飴の色を見て母が勝手に思い込み、私にそう教えたんだと思う。

だから今でも、屋台で食べたい!とは思うものの、三つ子の魂で結局手が出ないのである。
未だに「屋台のラーメン」が食べられないのは、こんなところに理由があるのかしら。

おそらく、心配性の母のことだから、夏に外で調理された物を食べておなかをこわしたら大変だと思ったのだろう。
子供である私に、屋台の食べ物への恐怖心を与えて、食べさせないように教育したのである。
パブロフの犬の法則に従って、大人になった今でも、屋台の物が食べられない体となってしまった。


今日のお祭りは、もちろん食べ物だけではなく、
いろんなお店が出ていたので、屋台ものNGの私でも大丈夫!
金魚すくいにワニすくい!(ワニすくいって昔はなかったよね?)
占いがあれば飴細工体験もあり、途中で消防隊のパレードにも出くわした。
日替わりでイベントが盛りだくさんなので、飽きることがない。

残念ながら今日が最終日。
皆さん、来年は是非お出かけくださいませ。

こういう下町らしい人情味あふれる商店街っていいなぁ、来るたびにそう思う。
七夕祭りは特別だけど、普段の商店街もとても親しみやすい街だ。
昔懐かしい風景に出逢いたかったら、ぶらっとお散歩をおすすめする。
子供の頃に見たものや感じたものが、必ず視界のどこかに入ってくるはずだ。

最後に、円頓寺商店街の七夕祭りの名物、ハリボテのコンテストはご存知?
商店街のお店がそれぞれに手作りしたハリボテを出展して審査されるもので、
写真は、高木麻里の家業である下駄屋さん「野田仙」の作品。
下駄の形がすごいでしょう?
見事に、西区長賞を受賞していました。ぱちぱちぱち。