暮らしの発見

手ぬぐいフェチ【暮らしの発見】


やっと初夏の気配になってきた今日この頃。我が家では手ぬぐいがあちこちに登場している。昔から手ぬぐいの独特のシャリ感と肌触り、モダンなデザインや古典柄に惹かれていて、毎年この季節になると新しい手ぬぐいを購入するのが楽しみになっている。それでもって今年のヒットは↑すいか柄。代官山にあるわたくしイチ押しの手ぬぐい屋さん"かまわぬ"(名古屋ではJR高島屋にもショップがあります)の物。かわい〜でしょ〜!?


手ぬぐいは、ハンカチやタオル、テーブルクロスに、おもてなしの時のナプキン代わりに、贈り物のラッピングに、もちろんプレゼントとしても重宝する。鞄の中に一枚入れておくと、なにかと便利なグッズにもなる。肌寒い時に首に巻けば温かみになるし、逆に暑くて仕方ない時も首に巻いて汗を吸わせると避暑グッズになり、日射病から身体を守ることができる。水でじゃぶじゃぶと手洗いすればほんの30分ほどで乾いてしまうし、とにかく便利な逸品なのだ。


これは京都の永楽屋のもので、芸妓さんたちがボートを漕いでいる絵。タイトルは「おきばりやす」。

これは京都の永楽屋のもので、芸妓さんたちがボートを漕いでいる絵。タイトルは「おきばりやす」。

これは友人カメラマンなぎさが金沢のお土産にくれた原稿用紙柄!

これは友人カメラマンなぎさが金沢のお土産にくれた原稿用紙柄!

こちらも永楽屋で猫と鈴。

こちらも永楽屋で猫と鈴。


というわけで、我が家には使用中手ぬぐいがわんさか。未使用手ぬぐいもたくさんストックしてあるのだ。たくさん使って色も落ち、へたってきた手ぬぐいは肌にやさしくやわらかくなっているので、洗顔の後のタオル代わりにオススメだ。最後の最後は雑巾になるのだから、エコな品物である。最近は柄が豊富になっているので、外国人へのお土産にも好評。なんてったって日本が誇る伝統品ですからね。型を使って生地を一枚一枚染めていく作業は今も職人の手仕事によっている。海外に行く時には、新品をお土産用に、使用中を鞄に入れて出掛けるようにしている。


それでもって先日の使用例がこちら。スイカのシャーベットを作ったので、お客様にお出しする時のトレイの中敷き代わりにスイカ柄の手ぬぐいを敷いてみた。「さぁてこれは何のシャーベットでしょう?」とクイズを出すと、この日我が家にいらした福岡由美さん、中橋かおりさん、川本えこさんの話し手女子チームからは「トマト!」「シナモン入りのなにかフルーツ!」と様々な発想が。答え合わせをした後で、目の前の手ぬぐいにヒントがあるのに〜!と大笑いになった。こんな風にして食卓の話題にもなるのが手ぬぐいの楽しいところである。このスイカ柄も、多分再来年くらいになると赤い果肉がやわらかなピンク色になり、洗顔後のスッピンをやさしく拭きあげてくれることだろう。