伝統工芸の職人たち

新根津美術館、開館【伝統工芸の職人たち】

昨日10月7日に根津美術館が、3年半の休館を経て新創開館した。開館に先立ち、プレス対象の内覧会があったので、嬉々としてお邪魔してきた。根津美術館は東京で個人的にベスト3に入るミュージアム。財界人で茶人でもあった根津嘉一郎氏が、その趣味の良い目利きで収集した茶道具や陶磁器、漆工、染織、絵画などが多く収蔵されているのだ。伝統工芸の職人たちのさらに先人の作品がわんさかあるというわけ。都心の真ん中で、こんもりした森林を散策し、庭園を眺めながらゆったりできる優雅さもいい。


こちらが内覧会の招待状と写真。隈研吾氏による建築と、ドイツ人デザイナー、ペーターシュミット氏によるロゴマークは、ジャパニーズモダンそのものだ。この屋根瓦のかっこよさと言ったらどうでしょう!エントランスもすっきりデザインでかっこよかっった〜。


特別内覧会は、招待状を見ると午後12時30分スタート〜14時30分迄となっていた。お昼どきに招待されるのだから、もしかするとお食事つき???と卑しい想像が頭に浮かび、おなかをビミョーに空かしてうかがうと、さすがお見事、ちゃんと飲み物及びおいしい軽食が用意されていた。やった〜、やっぱり得した気分。ちなみに新根津美術館では、緑に囲まれたNEZU CAFEで喫茶や軽食も楽しめる。新創記念特別展第一部は「国宝那智瀧図と自然の造形」。私が一番好きな尾形光琳・燕子花図は、修復を経て、来年4月に公開される。これまた行かなくちゃ、ですね。
和の趣を基調に、日本庭園と一体化したデザインで、さらに素敵な美術館に生まれ変わった根津美術館。皆さま、是非ご高覧あれ。→ http://www.nezu-muse.or.jp