伝統工芸の職人たち

青木良太さんに逢えた!【伝統工芸の職人たち】


青木良太さん。東海地区で活躍する陶芸人として、ここのところ話題を集めている新進気鋭の若手作家である。NHKや情熱大陸など、マスコミをにぎわしていることでも有名で、全国から個展のオファーがあるだけでなく、その活躍ぶりは海外でも知られるようになっている。私がはじめて青木さんの器に出逢ったのはお茶会だった。黄金色と乳白色がコンビになったモダンなお茶碗がお点前で使われたのである。ひと目見た瞬間に、とても不思議な感覚にとらわれた。お茶碗が畳の上に浮いているように見えたのだ。手にとってみると、まずその軽さにびっくりし、しっとりと手に馴染む感覚が、見た目のクールさとは裏腹でこれまたびっくり。これは面白い作家さんだなぁとお茶碗拝見をしげしげとしていると、お師匠が興味津々なお顔つきで「マリコさん、どうですか、そのお茶碗」とお声かけしてくださった。その時に青木良太さんのお名前を拝聴したのだ。偶然が重なったのか、それとも青木さんの器が多くの方から愛でられているのか、その後、行く先々で青木さんの器との出逢いが続いた。和菓子屋さんの茶寮で、雑誌の記事で、滋賀にあるお料理屋さんで。あれ?この器は・・・と思って手にとると、青木さんの作品だったのだ。それ以来、いつか青木さんにお会いしたいなぁ、取材して作陶にかける思いを聞いてみたいなぁ、ろくろをまわしているところを撮影したいなぁという思いが募っていた。


そして!そう念じていると通じるのである。とあるクライアントの広報誌の取材で、青木良太さんを取材せよとのご指示をいただいた時は、思わず電話口で「やった〜」と叫んでしまったほど。ありがたや〜。某クライアントさま、どうもありがとうございました。そんなわけで、意気揚々の心持ちで工房にお邪魔してきた。この時に撮影した写真をなぜだか間違えて紛失してしまったので(青木さんの写真をたくさん撮ったのに〜ショック!)、その代わりに↑の写真は私が取材時に購入した器である。


この透け具合、見てみてください。
ガラス? いえいえ陶器です。
繊細なラインですぐに割れちゃいそうだけど、実は強度あり。
見た目はクールだけど、手にとってみると温かみあり。


この作品の魅力と技術の秘密・・・お知りになりたい方は、某社の広報誌をご覧ください。青木良太さんの作品の魅力を、私なりに解釈し、お人柄の不思議さと共に紹介させていただいた。ご希望の方は下記アドレスにメール送信してください。
Sassi-ko-ryu.Koe@chuden.co.jp
1.郵便番号・住所、2.氏名(ふりがなを添えて)、3.なぜ欲しいと思ったか、を記入の上、お申込くださいませ。