徒然なるお仕事

魔女の秘密展 名古屋会場【徒然なるお仕事】


皆さん、もうご存知ですよね?
「魔女の秘密展」
http://majo-himitsu.com/top.html
春の大阪を皮切りに全国のミュージアムで開催されている展覧会で、現在は名古屋・桜山にある名古屋市博物館で絶賛会期中のもの。本展の名古屋会場におけるPRプランを私が担当しており、せっせとPR活動をさせていただいておりまする。名古屋会場の特別サポーターとして10人の魔女にご登場いただき、それぞれの魔女活動がFacebookを中心に展開されているので、ご覧になった方、生け贄(笑)になった方も数多くいらっしゃると思う。
10人の魔女については↓こちら↓
http://majo-himitsu.com/news/detail.php?nid=MjU_


さて、では一体どんな展示物があるのかというと・・・。

こんな怖そうなのとか!


これも怖そう!

なんと、魔女と告発された女性が座らされた
トゲだらけの椅子!!!


これはなんと印刷機!
印刷技術の発展によって情報の流布が一気にスピードアップした時代、
魔女のイメージが一般庶民に広く知れ渡っていったのだとか。
印刷技術の進歩がそんなところに影響していたとは!


佐々木蔵之介さんナレーションによる音声ガイドが会場に用意されているので、ぜひお試しいただきたい。お子様やファミリー向けの白猫バージョンと、一部過激な表現も含まれていてちょっと怖い黒猫バージョンがあるので、ぜひ黒猫を(笑)!


そして、本展のキャッチコピーになっているのが「魔女とは誰だったのか」。この答えを探しながら魔女の秘密展を観覧すると、いろいろな想いが巡るのではないかと思う。当時の魔女と呼ばれていた人の多くがごく普通の女性たちで、中には薬草の知識を持つ人もあり、産婆さんや今でいう看護師のような役割として活躍していた人もいたという。専門知識を持つ賢い女性が、なぜ魔女として密告され、拷問を受けなければならなかったのか。そこには、今も昔も変わらぬ妬みの意識構造が社会の奥底にねっとりひっそり横たわっている。


私もある人から言われて、未だに引きずっているほどショックを受けた言葉がある。「Facebookなんて妬みの温床ですよ。"いいね!"していても心の底ではいろんなことを思われているんです」と。もし現代にも魔女狩りの風習が残っていたなら、FacebookもTwitterもInstagramも恰好の獲物探しになっていただろう。


それならば!妬みの温床だというSNSを使って、魔女展のPRしちゃうって面白いんじゃない?というメチャメチャな発想でPRプランを立てたことを、ここではじめて告白しよう。つまり、魔女とは誰だったのか?という問いに対する答えは、魔女とは自分、である。そして、魔女とは隣人でもあるのだ。さぁ魔女たちよ、自らの姿を確認するためにも、魔女の秘密展に集え!


※会場には、ほうきに乗った姿の撮影ポイントもあります。他にも牢獄などなど、フォトジェニック?な場所がいっぱい。さらにグッズコーナーも必見なので、ぜひぜひお出掛けくださいまし。魔女の秘密展・名古屋会場は9月27日(日)まで開催されています。