徒然なるお仕事

世界にも通用する究極のお土産【徒然なるお仕事】


わ、一ヶ月もコラムアップをさぼってた・・・すみません。
今日は嬉しいニュースのご報告。当事務所ラルムとして、新商品開発・ネーミング・ロゴマーク・パッケージデザインをトータルに担当させていただいた泉屋物産店(岐阜市)の「鮎のリエット」と「鮎の白熟クリーム」が、観光庁主催「世界にも通用する究極のお土産」の逸品として選ばれたのである。全国から数多くの名産品の応募があり、書類審査を通過した110品の中から見事ベスト9に選ばれたもので、やがてはこれらの商品が地域活性化のきっかけになるようにと願いが込められているのだとか。泉さん、おめでとうございます!
http://www.oricon.co.jp/news/video/2031475/full/
泉屋物産店は鮎の加工品を扱うお店としては岐阜市の老舗。同経営の長良川河畔にある美味しい鮎料理のお店はご存知の方も多いと思う。このコラムでもたびたび登場しているので、お友達はよく知っててくださると思うのだけど、今から4年前に、泉屋物産店の洋風新商品開発を私がお手伝いさせていただいた。鮎の内臓をリエット風に仕上げたものが「鮎のリエット」。鮎の熟れ寿司のご飯部分をサワークリームなどと和えたものが「鮎の白熟クリーム」。夕ご飯は和食と日本酒という固定観念からすっかり感覚が変わり、多様化したニッポンの食卓には、ボーダーレスな商品開発が必須だというのが、泉屋物産店・泉社長の想い。その情熱をカタチにするために、当時は毎日鮎のことばかり考えていたっけなぁ。確かちょうど今頃の季節だったなぁとちょっと懐かしく思い出している。ま、飲んでは食べ、食べては唸り、ワインやシャンパンにも合う"おつまみ"として認識しながら、ネーミングを考え、パッケージデザインを生み出したということであります。ちなみに商品開発には、フランス料理レストラン・ヴァンセットの青木シェフにアドバイザーとして入っていただき、フランス料理の視点からもいろいろなご意見をいただいた。


上の写真も左の写真も、我が家で撮影したもので、
コーディネイトは私でござる。カメラはなぎさ嬢。
↑上が「鮎の白熟クリーム」。
←左が「鮎のリエット」。
なんか懐かしいなぁ。


瓶詰めされた完成品の写真が私の手元にはないので残念なのだけど、
詳しくはhttp://www.oricon.co.jp/news/video/2031475/full/で見てみてください。今回の選定商品は、今後いろいろなネットショップや百貨店でも取扱いが始まるらしい。けれど私個人的には、やはりその土地に行って、その土地の美味を味わっていただきたいと思うので、鮎のリエットと白熟クリームにご興味がある方は、ぜひ岐阜市に遊びにいらしてくださいませ。長良川の美しい風景と美味しい水、金華山の優雅な姿を拝みながら、鮎を食べる至福をぜひ味わっていただきたいと思う。岐阜市の観光は夏の鵜飼だけじゃないのだ。よろしかったら私がご案内いたしますので、ラルムトラベラーにご用命くださいませ。