徒然なるお仕事

吉兆の徳岡さんと和紙作家の堀木さん【徒然なるお仕事】


ミシュラン3ツ星料亭である京都・吉兆の徳岡邦夫さんと、日本だけでなく海外でも活躍されている和紙作家の堀木エリ子さん。京都をベースにお仕事されているこのお2人は、実はお友達。呑み屋さんではしょっちゅう「対談」しているそうなのだが、きちんとした(?)対談企画というのが、今までなかったのだそう。このお2人のキョーレツなキャラクターとお話の面白さ、そして何よりも仕事への真摯な取り組みに対し、とある商業施設の美人広報Hさんが目をつけていて「素敵なお2人に対談していただきましょう」ということになり、取材させていただいた。


とある商業施設とは、名古屋駅前のミッドランド スクエア。このビルの41階に京都・吉兆が入っている。さらに、3月に6周年を迎えるミッドランド スクエアは、6周年記念企画で館内がアートミュージアムになるというイベントをおこなう。そのメインビジュアル作品を制作するのが、和紙作家の堀木エリ子さんというわけで、お2人の対談が叶ったのである。


実は私、このお2人とはそれぞれ何度かお会いしている。堀木さんは以前着物の本取材で京都のアトリエまでお邪魔したことがあり、その後シャンパンのシュバリエ叙任パーティーでもご一緒している。一方、徳岡さんは名古屋のふぐ屋さんで偶然お会いしたことがあるのだ。京都の方らしく、対談が始まった時からとてもフレンドリーな雰囲気で、さらに私が以前お会いしたことがあるとお伝えするとさらに和やかなムードになって、まるで旧知のお友達と久しぶりにお話しているかのような気持ちで取材することができた。


中でも驚いたのは、対談中にお2人が涙を浮かべてお話くださったことだった。私の今までの長い取材人生で、取材相手が涙を浮かべて話してくださったのは、これが3回目。涙もろい私はついついもらい泣きしてしまい、どうにも取材にならない。この時も、メモする手を休めてもらい涙を拭うことになった。このビッグなお2人が流した涙の中身については、ミッドランドスクエアの春の会報誌「My Story」にてお読みいただける。ミッドランドスクエアのプレミアム会員の方には郵送される他、館内にも少しは置いてあるので、ぜひお早めに手に取って読んでみてくださいまし。


ちょっぴり、その内容をお教えすると・・・
涙のエピソードその1/徳岡さんのおじいさま(吉兆の創業者)が語った「これこそがお茶なのだ」というひと言。お茶の道とはなんぞや?ということを振り返る良いお話。
涙のエピソードその2/まったく別の分野から"転職"して和紙の世界に入った堀木さんの、職人さんへの純粋な気持ち。職人が大好きな私にとっては心に響くお話。


そしてさらに、ミッドランドスクエアでは3/2から6周年記念月間が始まる。堀木さんが制作した巨大和紙のアート作品が展示され、その作品を前にして3/9土曜日には、堀木さんのトークショーが開催される。飛び入りゲストはサプライズ。どなたでもご参加いただけるので、詳しくはミッドランドスクエアのwebをご覧ください。この他、館内にはアート作品の展示をはじめ、アートにまつわるイベントがもりだくさん!3月はミッドランドスクエアでアートを楽しみませんか!?
詳しくは → http://www.midland-square.com/6th/index.html