徒然なるお仕事

アートで沸き立つ名古屋です【徒然なるお仕事】


昨日9月11日まで、松坂屋名古屋本店でアートフェアが開催されていた。8月に名古屋で初のホテルアートイベントの実行委員を務めた経緯もあるので、昨日最終日ぎりぎり(いつものぎりぎり病です)にお邪魔してきた。松坂屋のイベントホールがパーテーションで仕切られ、全国から集ったギャラリーがそれぞれのブースに作品を展示するという方法である。私たちART NAGOYAの会場となったウェスティンナゴヤキャッスルとは趣をまったく異にしていて、壁に掛かった作品を真正面から眺めることができ、いわゆる昔ながらの?ギャラリー風景がブースに再現されているといった感じ。アート業界の方々の講演会なども催され、会場には多くのアートファンがつめかけて、かなりの賑わいだった。僭越ながら、先月のART NAGOYAとこのVARIAが続いたことで、一時期低迷したのでは?と一部で言われた名古屋のアートファンの方々が、再び沸き立ってきているなと思ったのは、私の図々しい妄想だろうか。


参画ギャラリーの中には、全国的に有名なギャラリーや著名作家の作品を展示しているところもあり、ウン千万という価格を見てはヒャ〜!と驚きながらも、大好きな陶芸家・青木良太さんの作品を発見したりして、個人的にも楽しめたイベントであった。中でも驚いたのは、東京・羽黒洞さんのブースである。ブースの壁に直接作家が墨絵を描いていたりと、なかなか個性的な展示と作品で魅了するギャラリーだなぁと眺めていたところ、出展作家さんからお声をかけていただいた。なんと、中学時代の同級生で造形作家である井戸えりちゃんのご主人、大野泰雄さんだったのだ。大野泰雄さんも美術家であり、羽黒洞さんお抱えの作家なのだそう。世間は狭いのです、本当に。そこに奥方の井戸えりちゃんが現れ、羽黒洞さんの富野さんや木村さんを交えて、しばしアートトーク。先に楽しみが見いだせる出逢いとなった。大野さん、えりちゃん、どうもありがとうございました。


そんなわけで、アートに沸き立つ私は、一ヶ月前のART NAGOYAのことを思い出していつものごとく、しばしふけっております。すっかり心はART NAGOYAにワープして、ここからは思い出話。これはウェスティンナゴヤキャッスルのエレベーター内。


こちらは岐阜の石原美術さんの石原ご夫妻。ART NAGOYAにお越しくださり、貴重なご意見をたくさん頂戴した。ウェスティンナゴヤキャッスルを会場にして大正解!と思ったのは、石原ご夫妻のように粋なお姿で訪れるお客様が多かったことだ。その方がなんとなく気持ちも華やぎますよね。それにしても石原ご夫妻は素敵なお着物姿でしたよ。


これはART NAGOYAのスポンサー協賛してくださったジャガー・ランドローバー・ジャパン様。
ホテルの前に特別展示されていたので、なんと遠方からわざわざこの車を見るためにART NAGOYAにお越しになったご仁が!


こちらはプレビューの日の関係者パーティーにて。ご挨拶は名古屋ボストン美術館館長の馬場さん。アートコレクターでもありドクターでもいらっしゃる馬場さんは本当に素敵な紳士。以前取材をしたことがあり、以来のファンである。


乾杯のお酒は、ご存知プレステージシャンパンのベルエポック。
こちらもペルノ・リカール・ジャパン様から協賛していただいた。
アネモネが描かれたアーティスティックなボトルが有名で、ART NAGOYAにはぴったりのお酒だった。期間中はホテル内でベルエポックフェアも開催されていた。


パーティーの会場は一階のシャンボール。ここ、今はパーティー会場となってしまったが、以前はメインダイニングのフレンチだったのだ。バブルの頃、足長おじさまによく連れて来ていただいたのだったわ(遠い目)。ここもまたART NAGOYAにふさわしい会場である。というのも、天井のシャンデリア。なんとイタリア・ムラノでオーダーされた物で、その価値ウン千万と聞いたことがある(再び遠い目)。


こちらはパーティーとプレビューのスペシャルゲスト。右から私の第2の公認パパである松島パパ(ちなみに第2の公認ママである松島ママもいます)。そのお隣は元NY国連、現在はサーマ・スラブの開発者で経営者の福田さん。そのお隣は我らが江場さん。そして左の美女は福田さんの奥様の慶恵さん。みんなホントに素敵な笑顔でしょう!心が豊かな方は笑顔が本当にきれい。私の憧れの方々でございます。
そしてアートは心を豊かにしてくれるということを改めて気づかせてくれたのが、ART NAGOYAであり、今回のVARIAだったと思う。アートに触れていると、あるいはアートを巡っていると、なぜだか良いご縁が舞い込むし、静かな内省を促してくれる。小難しい理論や蘊蓄は専門家の方々にお任せするとして、この名古屋のアート熱をこれからも盛り上げていきたいなぁと、一人で月夜に向かってぼやいている。