えとせとら

逆インタビューの初体験【えとせとら】

友人のフリーアナウンサー・加藤千佳ちゃんがパーソナリティーをつとめるMid-FMの番組にゲスト出演させていただいた。千佳ちゃんとは7年来のお友達で100%プライベートなおつきあい。


今回がはじめての「職場訪問」みたいな感じで、なんだか不思議な気分だった。この番組は、千佳ちゃんのお知り合いを中心に毎週ゲストを迎えていて、そのゲストの人となりや活動を、千佳ちゃんがインタビューしながらおもしろ楽しく聞き出していくという趣旨のもの。普段の仕事内容から言えば、私は「インタビューする側」なので、今日のように「インタビューされる側」は初体験だった。
「事前の用意なんて要らないですよ〜。いつも通りに私とお話してくだされば、ちゃんとナビしますから大丈夫」という千佳ちゃんの言葉通り、本当にいつものおしゃべりの延長のように、あっという間に1時間が終わってしまった。あんなんで良かったのかしら?


インタビューされていると、いろんなことが分かってきた。聞き手は、ゲストの話の中からおもしろいネタの糸口を探し、その話題を掘り下げ、さらに他の話題にも触れながら全体をまとめあげていく。私の場合は、後日制作に取り組む原稿の構成を頭の中で考えながら、取材をする。
でも、インタビューされる側は特に考えなくても良いのである。ひたすら聞かれたことに分かりやすい回答をすればそれでいいのだ。
・・・・・ということは「答えやすい質問」をきちんと相手にぶつけることが必要なんだな。今日の千佳ちゃんの質問はすべて分かりやすく答えやすいものばかりだった。だから知らないうちに1時間が過ぎてしまったし、私自身楽しい思いをさせていただいた。こんな単純なインタビューの基礎を、今日改めて思い知ったのである。
私はインタビューしている相手に、こんな心地よい思いをさせているだろうか。
たま〜に考えすぎた質問をぶつけてしまい「難しい質問ですね」などと言われることがある。あれじゃあダメなんだな〜。


逆インタビューされてみてはじめて、インタビューのコツを千佳ちゃんから教わったような気がする。千佳ちゃん、とても良い経験になりました。どうもありがとうございました。
(前髪を切りすぎて、ワカメちゃんになってしまったワタクシ。恥ずかしいので、前髪は隠しておりますの)