えとせとら

[きぬぎぬ]の連鎖反応【えとせとら】

嬉しい連鎖反応。前回のコラムで、死語だの下ネタだの、どなたにもドストライクな話題をふりまいたためか、あちこちから多くの反応をいただいた。やっぱり男女の色恋ネタはどなた様もご興味がおありのようですね。その中でも嬉しい連鎖反応が2つあった。一つ目は、死語辞典下ネタ辞典を発行しようという話の発端になった写真家の初沢さんと、ツイッター上での140文字どころか、140字×複数回という、つぶやきレベルを軽く超えたやりとりで通じ合ってしまい、明日の東京出張の折に久々にお会いする段取りまでスピーディーに運んでしまったこと!
そして2つ目は、このコラムに何度も登場している同級生でプランナーで児童小説作家で・・・ああ面倒くさい。とにかく肩書きをたくさん持っている岡田氏が、後朝の別れについて、連鎖反応を示してくれて、ブログに書いてくれたことだった(2/7のもの)。私が好きだと書いた死語は、後朝の別れ。岡田氏がバーチャル体験したのは、後朝の文。平安時代の男女の恋愛に端を発するお手紙のことで、まぁほとんど光源氏の世界ではあるが、思わずうっとりするような平安の習慣なのである。平安の貴族というのは、あれだけ毎夜遊んでいながら政治も片手間にやっていたわけで、そういう意味でも本当に大したものですね〜。今の政治家も見習って欲しいくらいです、個人的にはね。
さて、このように、一つの言葉に連鎖反応して書き手の文章がどんどん連なってゆくのは、なかなか楽しく刺激的である。まるでコピーライター同士のしりとりゲームみたい。職業的書き屋の皆さん、僭越ながら、こういう書くことの楽しみをブログで広げていきましょうよ。食事の内容とかカフェのメニューの写真撮るのなんかそろそろやめて・・・ね。