えとせとら

井戸えり作品展「衣と袋」【えとせとら】


中学時代の同級生で、昨夏30年ぶりに再会を果たした美術家・井戸えりさんの作品展が、名古屋・栄のギャラリーで始まっている。すぐに行かなくちゃ!と思いつつ3日目の日曜日にやっと行くことができた。思えば、一年前にえりちゃんと再会したのも同じギャラリーだったので、感慨深い思いで会場に向かったのである。昨年以降はバッグ作家としての作品を見せてもらってきたが、今回はそれに洋服も加わるとのことだったので、どんなんかしら〜と楽しみにしていたのだ。


先月、彼女が舞台衣装を手掛けたお芝居を観に行った時、簡素な舞台とえりちゃんの"主張しすぎない衣装"のバランスがとても良かったので、日常衣装となると「どんなんかしら?」と思ったわけである。それが↑こんな感じでした!「まかしときな!」的な姉御肌の彼女だが、作品はなかなかフェミニンで可愛くて、やさしさがにじみ出ている。触るとやわらかそ〜!という物がほとんどで、彼女の心のやわらかさそのものだった。


私が買っちゃったのはこのバッグ。風呂敷に荷物を入れる感覚で真四角な布を立体の鞄に仕上げたもの。ななんと包帯を柿渋染めにしたものが使われている!すごい発想。すごいデザイン。そして、すごぉぉく手間がかかっているのにお値打ち価格!


手に持った感じは、もっとふわっと丸くて、えりちゃん曰く「これは着物で持ってほしいわ」とのこと。は〜い、仰せの通り、着物の時に使ってみますです。ホントはショルダーバージョンが欲しかったのだけど、残念ながら開催3日目にしてもう完売状態だった。きっと彼女のバッグファンが多いんでしょうね。


というわけで皆様ぜひお出かけくださいまし。
サロンギャラリー 余白(よはく)
名古屋市中区栄4-17-30 Tel.052-262-5454 月曜休廊
〜5/30(日曜日)まで。10:30〜18:00(最終日16:00まで)


すでに作品はかなり売れてしまっているけど、お気に入りの物があったら、熱望すれば特別オーダーに応じてくれるかもしれないので、もしそんなお気に入りがあったら、コンドウマリコの友人だ!と恫喝してやってください。ただし作家さんは土日しか会場にいないそうなので、ギャラリーの方には全く通じません。平日の恫喝はご勘弁いただきますようヨロシクお願いいたします。


もうひとつ、この週末に訪ねたところが←ココ。覚王山の「サブリエドヴェリエ」の一日だけメキシカンカフェ。前述のえりちゃんと私を30年ぶりに引き合わせてくれたイラストレーターの伊藤ちづるさんや、コピーライターの小境和恵さんたちが一日だけ限定でタコスやピンチョスを作ってくれるというとてもワンダホーなイベントディだったのだ。姪っ子アユミと共にお邪魔して、美味しいメキシカンフードをいただいてきた。写真は手作りピンチョス。美味しそうでしょ?美味しかったデス。そんなわけで、もう一つ土曜日にお誘いいただいていたスタイリスト原結美さんの「一日写真館」にはど〜しても時間がなくてお邪魔できなかった。コスプレして行きたかったのだけど、ホントに残念。結美さん、すみませんでした〜!!!