えとせとら

さくら城に沈む月【えとせとら】

昨夏30年ぶりに再会を果たした中学時代の同級生・井戸えりちゃん。彼女から先日一枚のハガキが届いた。井戸えりちゃんは、立体美術家で、かばんも作っちゃうし、舞台の衣装なんかも担当するマルチアーティスト。いろんな所で個展やグループ展を開催し、地道に制作活動を続けている。今回は、彼女が衣装を担当するお芝居のお知らせだった。
「さくら城に沈む月」という舞台は、戦国時代の伊勢の国に実話をもとに作られている。話の舞台になっているのは、現在の四日市市桜のこと。さくら城下でおきる恋愛話と家同士の争いなど、いろいろな「縁」が紡がれ、もつれ、ほぐれていくお話らしい。
えりちゃんは、衣装のデザイン、一部染色、縫製を手掛けている。一人で全部やっちゃうなんてスゴいですよね〜。そのお芝居には仏教版ゴスペルの「声明」も加わるとのことで、楽しみな舞台になりそうだ。声明は歌うように唱えるお経みたいなもので(間違っていたらごめんなさい)、以前に京都のお寺の住職さんと知り合いになった折に聴かせていただいたことがある。私が聴いたのはゴスペルというより、どちらかというとお経のフォークソングみたいな感じだったけど、おそらく歌う人によってまったく印象が違うのだと思う。
この舞台は今月末の週末に名古屋・覚王山の相応寺本堂でおこなわれるというのだから、これまた空間と舞台の相性も楽しみな要素のひとつである。
ご興味がおありの方は是非お出かけくださいませ。
チケットぴあでも取り扱いがあるようでございます。


「さくら城に沈む月」 劇工房MAKOプロデュース
3月26金曜19時、27土曜19時、28日曜18時30分
入場料/一般前売2500円、当日2800円
お問い合わせ/劇工房MAKO企画 09017520168(浜島)
www.md.ccnw.ne.jp/makokikaku/
会場・浄土宗 宝亀山 相応寺本堂