えとせとら

オバマ大統領!【えとせとら】


じゃじゃ〜ん!
オバマ大統領スピーチの招待状!


と言っても、残念ながら私が出席したわけではない。ホワイトハウスから、我が姪っこちゃんのところにやって来た招待状なのだ。上智大学の英語学科の学生を対象に大使館から招待があり、くじ運の良い姪っこちゃんが当たったというわけ。


学生は2階席に座るように指示されたが、出席者に女性が少なかったので、姪っこちゃんたちは、女性人数調整でなななんとVIP席へと移動させられたのだとか。まぁ、その感覚がいかにも日本人だな〜とビックリしつつも、アメリカ大統領の演説を聞けるなんて、なんてラッキーなことでしょうね〜とうらやましく思っていた。姪っこちゃんによると、オバマ大統領はメモを一切見ないで、観客の方だけを見つけて最後までスピーチをしたそうだ。


うらやましく思った割にアメリカにまったく興味のない私は、オバマ大統領の来日よりも演説よりも気になることがあった。それは、大統領の来日が一日遅れてしまったこと。もちろん遅れた理由はもっともなことで、然るべき対応だったとは思うけれど、直前に一日延びることが日本の受け入れ体制側にどれほどの影響があったかを他人事ながら憂いてしまったのである。印刷物の日にちの刷り直しはどうなるの? 晩餐会の食材の仕入れは大丈夫だろうか???と特にこの二つの案件を心配してしまったのである。もし私がそのどちらかの担当者だったら、きりきりしながらこの数日を過ごしていただろうな〜。


もろもろ細かい段取りを完了して、我ながら完璧!と自己満足にふけった後に、急な訂正やら状況の変化があった時、めちゃめちゃ混乱するのが私の情けない性分なのだ。これで完璧だと自己満足してアップさせた原稿に大幅な直しが入った時、あるいは一日刻みで完璧なスケジュールを作ったにも関わらず先方の事情で作り直しを余儀なくさせられた時など、一からやり直すというリセットボタンがなかなか押せないのである。


電気製品の調子が悪くなった時に、一旦電源を抜いてもう一度電源を入れ直すともと取りになることがあるように、私もリセットの状況に陥った時はすべての思考のスイッチをオフにして、見知らぬ場所へふらっと出掛けてしまうことにしている。それは時に一人旅になったり、一人食事になったり、やみくも散歩になったり。リセット状況によって程度は様々、である。


まる一日あるいは数時間のスイッチオフで、バッテリーを交換することができるのだ。(と信じているだけだけど)こうしてメンテナンスした後は、すっきりした頭で案件にとりかかることができる。
お仕事先の皆様、たま〜に携帯電話の電源が切れている時は、どこかで充電山ごもりしているか、本当に地下鉄に乗っているかなので、ご用件は留守番電話が承ります。ちゃんと折り返ししますので、ご伝言を残してくださいませね!