おうちごはん

ハマグリ塚の建設計画【おうちごはん】


我が家のパーティーメニューで初夏の定番と言えば・・・アサリ&ハマグリしゃぶしゃぶ、である。ハマグリで有名な桑名の某店でハマグリしゃぶしゃぶをいただき感動した後、その某店の調味配合を自分好みにちょっとばかりアレンジして、桑名の「大和種」のハマグリをいつものお魚屋さんにオーダーして試作してみたのがおよそ4年ほど前。どうせだったら、桑名のハマグリだけじゃなく、知多のアサリを前座にして、アサリとハマグリの両方をしゃぶしゃぶにしちゃおうと思い立ったわけである。つまり、名古屋を真ん中に、伊勢湾と三河湾の恵みを一度にいただくお鍋というわけだ。冬のしし鍋と違って、アサリ&ハマグリの時期は比較的仕事がヒマなシーズン(それにしても今年はヒマ過ぎましたが)ということもあり、5月から6月は「例の鍋まだ〜?」と友人たちからラブコールがかかる。今年は記録を伸ばして、なんと全部で10回も開催してしまった。一人あたりアサリ10個&ハマグリ10個を用意し、大体5〜6人で催すので、合計するとアサリもハマグリもそれぞれ500〜600個は我が家で食されたことになる。こうやって計算してみるとすごい数だ。


毎年我が家で食している友人の一人がマジメな顔をして言った。「一般家庭でこれだけアサリとハマグリを消費している人なんていないでしょ。商売屋さんだと供養塔とか建ててるじゃない?あなたもそろそろハマグリ塚でも建てたら?」なるほど、確かにアサリとハマグリから恨まれてもいいほどに大量消費している我が家。そう言われてみると、このお鍋を食べた後の生ゴミは貝の匂いがすごいし、しゃらしゃらと貝同士が擦れ合う音もうるさい。匂いはすぐに悪臭に変わるし、音がやたらうるさいなぁと思っているとゴミ袋が破れていたりする。アサリ&ハマグリたちは食された後もなお、自らの存在感を必死にアピールしているとも受け止められる。ううむ、来年あたりからハマグリ塚の建設計画でもたてないと、ハマグリお化けにいじめられちゃうんだろうか、と子供っぽい妄想にかられながら今シーズンを終えた。
↓今年こそすべて記録写真を撮ろうと思ったのに、残っているのはこの3枚だけ。確か去年も同じことをコラムに書いていた記憶があるけど、要するに成長なし、であります。


名古屋きってのワインラバーの集い。すんごいワインばっかり。

名古屋きってのワインラバーの集い。すんごいワインばっかり。

美女お二人と、秘密の女子会。お二人の美しさにドキドキしながらオヤジしてました。

美女お二人と、秘密の女子会。お二人の美しさにドキドキしながらオヤジしてました。

ソムリエ&中華シェフと共に、土用シジミをはじめて入貝させた会。

ソムリエ&中華シェフと共に、土用シジミをはじめて入貝させた会。


アサリとハマグリに合わせて飲んだお酒たちの写真も毎回ちゃんと記録しようと思っているのだけど、結局気づくとこれだけ↓。中にはレア物ワインなどもあるので、やっぱりきちんと記録しておくべきなんだけどね。食べて飲んで楽しむことこそ、食材への敬意だとばかりに、来年もきっと記録できないんだろうなぁ・・・。


私が大好きなボランジェ♥と、誰でも好きなコントラフォン。

私が大好きなボランジェ♥と、誰でも好きなコントラフォン。

こちらはブラインド大会で登場したワイン。

こちらはブラインド大会で登場したワイン。

これは高校の同級生たちが集った時のもの、よく飲んだね〜。

これは高校の同級生たちが集った時のもの、よく飲んだね〜。

ハマグリの形にご注目、三辺が等しくない三角形が大和種です。

ハマグリの形にご注目、三辺が等しくない三角形が大和種です。

左がハマグリ、真ん中がアサリ、右がなんとシジミ!土用の頃に最後の会を催し、魚屋さんの勧めに従ってシジミも登場しました。

左がハマグリ、真ん中がアサリ、右がなんとシジミ!土用の頃に最後の会を催し、魚屋さんの勧めに従ってシジミも登場しました。

シジミが登場した時にいただいたワインたち。土用シジミという言葉があるほど、シジミは7月が旬で大きくなるそうです。

シジミが登場した時にいただいたワインたち。土用シジミという言葉があるほど、シジミは7月が旬で大きくなるそうです。


まぁそんなわけで、来年はアサリとハマグリの塚を建設すべく思ってますので、我が家に食べにいらっしゃる皆様、建設に積極的にご協力くださいませ。ところで、供養塔ってアサリとハマグリの貝殻をくっつけてタワーにしちゃえばいいのかしらん???