おうちごはん

雪のお正月迎え【おうちごはん】

何年ぶりでしょう、こんな大雪。大晦日の夕方に雪をかぶって実家に戻ってきた私は、まるで雪の運び屋さんのようだった。元旦の朝、庭を見てびっくり。真っ白な風景で2010年が明けたのね!と寝ぼけまなこをこすって見てしまった。ノープランのお正月を過ごす私には、もってこいの雪景色。だって外に出掛けない言い訳になりますもんね。


そして元旦の夜は満月。
白い雪、まんまるのお月様、そしてマルが二つの2010年。
まっさらのゼロからスタートするにふさわしいお正月となった。


お庭のつくばいに、
マルを二つ重ねて雪だるまを作り「雪のお正月迎え」。
カワイイでしょ?
おかげで玄関花の千両がかすんでしまった(苦笑)。


というわけで、極めてぐうたらなお正月2日目を送りつつある我が家は、大好きな箱根駅伝を見ながら、おせちでお昼ご飯。父「芦ノ湖は一番東の湖だっけ?」母「私があんなに走ったら心臓が破裂しちゃうよね」と温度差の激しい両親の会話を聞き流しながら、私は東洋大学の柏原クンをひっそり応援。それにしても、家族みんながすでにおせち料理に食傷気味である(はやっ!)。おせち料理って、お重にきれいに詰まっていて美味しそうだけど、少しつまむと飽きてしまうのは何故かしら?ちんたらお酒を呑んだりお茶をいただきながらつまんでしまうから???そんなワガママな意見が飛び出したので、今宵のお夕食は、京都・宮津から届いたばかりのブリでしゃぶしゃぶをしようということになった。


ブリはワタクシがさばきました〜。
チョ〜お嬢様気分がいまだに抜けない我が母は、こういう仕事は一切やらない。上が背側、下が腹側。骨が太くて大変だった。


父はかつお削りの役目。
普段は何も家事をやらない昔気質の父ですが、
知らぬ間に家事分担させられてるみたいですな。
おかげで美味しいお出汁がとれました。


いただき物の柚子。
これを全部搾って、ポン酢を作り〜♬♬♬


父自慢の家庭菜園でも雪が積もり、甘みが増したはずのお大根。きしめん状に剥きました。ブリの旨味をお大根がたっぷり吸って、美味しいしゃぶしゃぶになりました。


明日の夜は、ブリの皮をお醤油に漬けこんでオーブンで焼き、お酒のおつまみに。田作りをオムレツにするとか〜、酢レンコンをきんぴらにしてみたら〜とか・・・おせちアレンジで煮物か揚げ物にできないかしら?といろいろ妄想がふくらんでいる。献立を振り返ってみると、いただき物やら残り物を使って一歩も外に出ることなく食べ続けている我が家。こういうのもエコって言うんだろうか。と、ぶつぶつ独り言を繰り返しながら、今年も過ごすことになりそうだ。今年もワタクシの妄想劇に、どうぞおつきあいのほどをよろしくお願いいたします。