200字で綴る美味の想い出

いもや 東京・天ぷら【200字で綴る美味の想い出】

神保町近辺に何店舗か構える天ぷら屋さんである。ここの前を通ると、胡麻油の香りがぷ〜んと匂う。この街の古本屋や輸入書を扱う専門店に足繁く通っていた学生時代、本屋で伝え聞いたお店だった。美味しさはもちろん、驚くほどの安さと量が貧乏学生にとっては何より代え難い魅力で、食べたらさっさと後の人に席を譲るという暗黙のマナーも好きだった。今でも、せつなくなるほどの懐かしさと共に、時々思い出す。



※いわゆるグルメブログは、多くのブロガーの方々にお任せするとして。ここでは、愛してやまないお店、あるいはたった一夜の素晴らしい記憶について、200字の文章で綴りたいと思います。お店のデータや写真などは記載いたしませんので、来訪希望の方は申し訳ありませんがご自身でお調べください。