一杯の幸せ

マンゴー100%、沖縄バヤリース【一杯の幸せ】

スッピン・メガネ・パジャマという人様に見せられないズタボロ3点セットでくつろいでいた土曜の午前、宅配便が届いた。物売りのオジサンによるインターホンは機械的に「キンコ〜ン」と聞こえるけど、到来物のインターホンは「ラララ〜ン」と聞こえるから不思議だ。この日のインターホンも「ラララ〜ン」と鳴った。
受け取ると、ずしっと持ち重りがする。あまりに重い荷物に驚きながら中身を開けると・・・なななんと、大好きなマンゴーの100%ジュースががっつり12本も入っているではありませか!さらに石垣島産黒毛和牛の「いしがきカリー」やら「泡盛ゼリー」がっっ!!!送り主は石垣島を旅したO本女史だった。おありがとうございます!


沖縄バヤリースの文字に感激しながらも、アップルマンゴー100%を試飲してみると、南国フルーツ独特のとろっとした甘みに、爽やかな酸味が後をひく、おいし〜い味だった。
マンゴージュースピラミッド、作ってみました。いい景色やわ〜。


ところで、このキャップに印刷されている沖縄バヤリースという言葉が妙に気になるので、調べてみた・・・。私たちが知っているバヤリースは、アサヒ飲料から発売されているオレンジジュースのこと(カワイイ坊やがマークのアレです)。では沖縄バヤリースとは別の会社なのか???

実は、日本国内では2種類のバヤリースオレンジが発売されているのだ。沖縄県を除く本土エリアではアサヒ飲料がバヤリースを発売しており、沖縄では商標使用の契約上、沖縄バヤリースという別会社(資本関係はある)が発売元となっている。その違いとは、アサヒ飲料から発売されているバヤリースは果汁20%、オレンジとみかん混合であるのに対し、沖縄バヤリースは果汁10%でオレンジのみ。この複雑な背景が出来上がったのは、アメリカからバヤリースが沖縄に持ち込まれた当時のジュース表記に諸々の問題があったことに端を発しているらしい。
     ↓詳しくはこちらをご覧ください↓
    http://www.okinawa-bireleys.co.jp/


さて、このバヤリース問題で改めて思ったのが「沖縄」という冠の力強さと信頼感である。今や沖縄は、完熟マンゴーをはじめとする南国フルーツや島らっきょう、島ニンジン、豚肉などなど、美味しい食材の代名詞ともなっている。沖縄バヤリースと聞いただけで、とろっとした豊潤な甘みのドリンクを想像してしまう私は、かなり沖縄食材中毒にかかっているようだ。またインターホンが南の方角から「ラララ〜ン」と鳴らないかしらん。