一杯の幸せ

お酒はお酒でも・・・【一杯の幸せ】

栗のお菓子で有名な長野県・小布施に取材にうかがった。
慌ただしく仕事を終え、取材先のお酒屋さんに入り、
スタッフ皆でお買い物タイム!
このお店の奥には、日本酒を試飲するカウンターがある。
ディレクターS氏が、カウンターで飲んでいるのを発見したので、
まさか仕事中にお酒飲んでるの?と思いつつ接近すると、
なんと彼が飲んでいたのは「甘酒」だった。
酒造メーカーのお店だから、酒粕を有効利用して作った甘酒があったのだ。
S氏につられて、女性陣も一緒に、きりっと冷えた甘酒をいただいた。
甘すぎず、ねばっこくなく、さらりとした飲み口にビックリ。


皆さん、甘酒って冬のものだと思ってませんか?
実は、俳句では、甘酒は夏の季語なのです。

昔の人は、夏バテしそうな時に甘酒で滋養を摂り、
暑い夏に備えて体力を温存していたのだとか。
だから、甘酒と言えば、夏の栄養ドリンクだったというわけ。

夏バテもせず、ばりばりに体力を温存していた私が、
滋養たっぷりの甘酒いただいてしまい、
一体どうなることやらと思ったけど、
おかげさまで、この日の夜はぐっすり眠ることができた。
多分、きりっと冷えた甘酒が、
私を「おとなしくさせてくれた」のだと思っている。