一杯の幸せ

南アフリカのワインとお寿司【一杯の幸せ】


ワインは、味わいや料理との相性だけでなく、
そのワインが生まれた国のことを思いながら
想像を巡らし、おしゃべりするのも楽しみのひとつであると思う。
かつて訪れた国の風景を思い出しながら
歴史や地理、その地域の食べ物や人々の暮らしぶりまで
いろいろなことを考えながら、五感を総動員させて味わう。
だから今までいただいてきたのは、
フランスを中心としたヨーロッパのワインばかり。
たまに新世界ワインを飲み、最近は日本のワインに頭を垂れている。
それが今までのわたしのワインの守備範囲だった。
はっきり言って、かなり狭い。
友人のりりんpresents
「南アフリカの自然派ワインと初夏のおすしを楽しむ会」では
わたしが旅したことのない
南アフリカのワインと日本のお寿司の組み合せに驚きっぱなしだった。
気候も人種も食べ物もまったく違う国のワインと食事が
こんなに面白く融合するなんて!
だってお寿司ですよ、生ものですよ。
あの故マンデラ大統領の南アフリカですよ!←このくらいしか知識がない(恥)
90年にマンデラ氏が釈放された時、私はフランス・ディジョンにいて、
フランス中の新聞の一面がマンデラ氏の写真で埋め尽くされていたので
その時はじめてマンデラ氏のことを知ったくらい遠い国だった。
聞けば、南アフリカでは1600年代からワインが作られているのだとか。
改めて自分の無知を思い知った。
これから先の人生で、南アフリカを訪ねるかどうか
その可能性はとても低いと思う。
風景は想像の域を出ないし、歴史も地理も詳しくない。
人物像といえばマンデラ氏しか思い浮かばないかもしれないけど苦笑
南アフリカワインが和食全般と面白い化学反応をおこすことだけは
よく理解できたのではないかと思っている。
あ、和食と、ではなく、わたしとの化学反応だったのかな。
のりりん、きめ細やかにご準備くださってありがとうございました。
楽しいひととき、ご一緒くださった皆様に感謝申し上げます。