着物だいすき

殿方のユカタ【着物だいすき】

日曜日は、友人のフリーアナウンサー・加藤千佳ちゃんのYUKATA PARTYが、
堀川沿いの「ほとりす」で開催された。
夏の最後にユカタを着て楽しみましょう、という催しで、ユカタ美人が勢揃い!
それはそれは、華やかな、そして楽しいパーティーだった。
女性だけでなく、男性にもちらほらとユカタをお召しになっている方がいらっしゃり、個人的にオトコキモノが大好きなワタクシとしては、じっくり殿方ウォッチングをさせていただいた。むふふ。


女性の着付けに比べると、圧倒的に殿方の着付けの方がラクチン。
そんな気軽さからか、普段はスーツ姿で身を固めているであろう方々が、ユカタをラフにお召しになっている姿はなかなか良いものだった。
でも、少しだけ残念なことに、スラックスと同じ感覚で、腰上に帯をお締めになっていた方がいらしたのである。殿方のキモノの帯は、おなかの出っ張りの下で締めていただくと、格好が良い。



ちょっと旅館のユカタ風だけど(笑)、
たとえば、こんな感じ!


以前、阿部寛が主役の蜷川演出による「梅川忠兵衛」(確かタイトルは近松心中物語だったと思う)の舞台を観に行った時。キモノ姿の阿部寛を見て愕然とした。モデル体型の阿部ちゃんは、足が長く、おなかがまったく出ていないので、キモノが似合わないのである。殿方のキモノは、中肉中背で足が長くなく、おなかがちょっと出っ張ったくらいの体型に似合うように出来ているのだ。


そして次の日、月曜日。お仕事の打ち合わせで、モデルエージェンシー・ジオットの松本さんにお会いし、ランチをご一緒した。
松本さんと言えば、名古屋の、いえ日本の男性モデルの重鎮中の重鎮であり、現在は経営者としても幅広く活躍されている。普段から鍛えていらっしゃるということもあり、相変わらずスリムで見事なモデル体型は変わらず。打ち合わせで真面目な話をしながらも、頭の中は、「キモノを着た松本さん」を想像していた。おなかがまったく出ていない松本さんが、キモノを着こなしたら、一体どんなお姿になるのかしら?と。着こなすことはプロだから、おなかが出てなくてもかっこ良くキマルんでしょうね、きっと。


妄想から一夜明け、今日になってケータイで撮ったYUKATA PARTYの写真を見ていたら、こんな写真が!
右は昌子ちゃん、彼女のユカタはワタクシが着付けをさせていただいた。
左は昌子ちゃんの上司で某T社の方。
いなせな殿方でしょう?


買ったばかりだという夏のキモノを、
お帽子と共にかっこ良くコーディネイトされていた。
後ろ姿もなかなかいなせ。
というか粋筋の方みたい(笑)。


ワタクシは、麻混の縦縞のユカタに、
堀川沿いということで、水の流れっぽいイメージで、
水色の博多献上帯、緑の帯締めと帯揚げを選びました。
あ、肝心の主役・千佳ちゃんの写真を撮り忘れてる!
詳しくはエトレイユのwebでご覧くださいませ。