着物だいすき

源氏物語でみる宮廷装束の雅展【着物だいすき】


昨年のやっとかめ文化祭の寺子屋で大好評だった、宮廷装束の専門家、仙石宗久先生の展覧会にお招きいただきました。
源氏物語に描かれた雅な宮廷文化と装束の世界を忠実に再現したもので、光源氏の長子である夕霧の装いを、詳細の考証をもとにして再現制作されました。今では入手不可能と思われた天然染料の植物を栽培から始め、見事に美しくて軽い平安の美を蘇らせました。
徳川美術館所蔵の源氏物語の復元画を見て、なんだか色が綺麗すぎるなあと違和感を持っていた私なのですが、今日、復元された装束を見て納得!天然染料の色とは、こんなにも鮮やかなものだったのですね。自分の感性を恥じました。
源氏物語でみる宮廷装束の雅展は、明治神宮の中にある文化館にて、6月21日曜まで開催されております。お着物好きの方、伝統色や染めにご興味ある方は必見です!