ユカタが魔法になる一夜【着物だいすき】
着物を着てお食事してただただ楽しみましょう、というかなりラクチンな名目の、クリエイターによる着物好きグループ[お着楽会]。毎年夏に恒例の浴衣会を開催している。スタイリストの原結美さんとヘアメイクの村上由見子さんから、今年は幹事に加わりなされ、とお達しがあったので、ホントに微力ながらお手伝いさせていただいた。お知らせを出すとほぼ即日完売状態で、浴衣人気のすごさに、改めて驚いたワタクシ。
着物は着たことないけど浴衣なら着てみたいわ、という人に向けて、少しでも着物の良さを味わっていただきたいという原結美さんの強い思いがこの浴衣会を実現させたのである。会場は池下の老舗フレンチ「レトワル・ド・ジェアン」。佐伯シェフのお料理、グランメゾンの雰囲気、品の良いサービスが定評のお店だが、この夜の貸切会場はほぼ全員浴衣という一種独特の世界が作り上げられた。
一応、浴衣着用の方が会費6500円、お洋服での参加は7000円、と会費に差をつけてみたところ、なななんと70人中数人だけがお洋服、67名くらいは浴衣でのご参加となった。着付けサービスを盛り込んだのも大きな理由だとは思うけど、これって、会費に差額があるから、じゃないですよね。ご参加くださった皆さんにちょっとだけインタビューしてみると、「着物そのものがはじめてでした。でも和服経験できて良かった、新鮮でした」「洋服より着慣れていないのに、洋服よりはしゃいだのはなぜかしら?」「やっぱり着付けが習いたい!って実感した」などなど。やっぱりみんな着物を着てお出かけしたいのですね!
これらはほんのほんの一部の写真。皆様のすゞやかな浴衣姿をもっとカメラにおさめておけば良かったと後悔しきり。それぞれの方が浴衣を楽しんでくださった様子だったので、幹事をやらせていただいて良かった!と思ったほどだった。この日は、カメラマンによる撮影サービスもあったので、私の手元にデータがそのうち来るはず。ご参加くださった皆様のキメポーズは、改めてデータをお送りしますので、しばしお待ちくださいませね。
女性の美しい浴衣姿ももちろんいいのだけど、私にとっては殿方の浴衣も大事な鑑賞ポイント!殿方の浴衣は、おなかの出っ張りの下に帯をきりっと結ぶのがかっこいい。若いとおなかの出っ張りがないし、年を重ねていてもウエストで帯をしめちゃったりしているので、なかなか素敵な着物姿の殿方には出逢えないのである。ところがこの夜は・・・いたんですよ、素敵な着こなしの殿方が何人も!ほとんどの殿方が浴衣でご参加くださったので、こっそりと殿方浴衣鑑賞を楽しませていただいた!
皆さん、着慣れていらっしゃるのか、はたまた着付けの先生による着付けだったからか、実に見事に着こなしていらっしゃった。一年中着物で過ごしているというデザイナーの樋渡さん(写真を撮り忘れてしまいました)、われらがTさん、スタジオモアの吉田さん。お三方、とっても素敵でしたわよ。唯一写真があるのは吉田さん←。どうです、この帯の締めっぷり。さりげないカメラもさすがにカッコよく見えますよね〜。女性の浴衣姿に男性が惚れるように、実は女性も男性の浴衣姿にはキュンとくるものなのだ。このパーティーのチラシのために作成したキャッチコピーは「ユカタが魔法になる一夜」だったのだけど、実はこれ、作者的には男性の浴衣のことを言ってるんですね〜。浴衣が楽しめるのも今月いっぱいです。是非浴衣でお出かけくださいまし。
あ、そういえば、殿方の浴衣に夢中になりすぎて、せっかく頑張った幹事3人の集合写真をすっかり撮り忘れておりました。あ〜あ。